人材採用において、社員採用かそれとも別の雇用形態の人材が良いのか
まず人材採用に関してですが、私個人としては社員を採用することは非常に重要だと考えています。 働き方が多様化していたとしても、理念の共有や一体化、会社のベクトルを揃えることなどを含めた帰属意識はすごく大事だと思っています。
そういった意識は、アルバイトや派遣や委託やフリーランスの方がないとは言い切れませんが、どうしても社員ほどあるわけではない印象です。全員が社員である必要はないかもしれませんが、やはり会社として根幹となる社員は必要だと個人的には考えています。
たとえば、アルバイトや学生は気まぐれで自由な傾向があり、みんながみんな責任感を持っているとは限りません。 もちろん自分のプライベートを削ってまで働けという時代でもありませんが、責任のある仕事を任せるとなったとき、その人の雇用形態で判断することは多いと思います。
非正規雇用者は正規雇用者に比べて、最初から今の会社で意欲的に長く働き続けるつもりはあまりないケースが多いかと思います。 ひとつのベクトルを合わせるという意味では多少難しい部分があるかもしれません。
社員に関しては、やはりアルバイトよりは覚悟を決めて入社しているわけですから組織としての一体感は持ちやすいです。 当然すべての人に当てはまるとは限りませんが、少なくともアルバイトと比較すれば、自分のことだけでなく会社のことも考えようと思えるモチベーションを持っている人は多いのではないでしょうか。
社員がもつ「自分はこの組織の一社員なんだ」という意識こそ、アルバイトや派遣や委託やフリーランスという働き方の人たちよりは帰属意識を持ちやすく、ベクトルが合わせやすい大きな一つの理由だと思っています。
一企業として、日本経済により良い影響を与えるためには組織全体の結束力は非常に重要なものでしょう。
だからこそ働き方が多様化している現代であっても、会社として社員採用は必要であると思っています。