企業と個人の垣根がなくなる時代到来か
これからは、企業と個人、生産者と消費者の垣根がなくなる時代が到来すると予測されます。 消費者がものを売り、新しいものを創り、プロシューマ―(生産消費者)型の社会になっていくでしょう。
具体的な例として「メルカリ」が上げられます。 本来メルカリはフリママーケットであり、原点は商品を売ったり買ったりするというところにあったと思います。 従来のフリーマーケットというのは、出品者がいて、買いに来ている人がいて、という風に生産者と消費者が明確に分かれていました。 しかしメルカリでは、本来買うばかりだった人が簡単に売り手になることもできるのです。 その手軽さが消費者のニーズに合致し、メルカリでは販売する側と購入する側、両方の立場になっている方が大多数を占めていると思われます。 さらに自分で商品を売って儲けたお金でさらに別のものを購入する、その一連の流れがメルカリ内で完結できるようシステムとして確立されているのです。
こういった生産者と消費者の境目がなくなる状況が、今後どんどん他の産業でもでてくる時代になりつつあるといえるでしょう。
また実際に、普通の主婦で商売っ気がまったくない私の妻が、メルカリで販売も購入もする様子を見て、今後は今まで生産者と見られなかった層が、プロシューマ―社会を広げるのかなとも感じました。