1.転職準備は在職中から
転職とは仕事を変えることです。ある仕事をしている中で「別の仕事(あるいは職場)に変わりたいな」と考え始めた時点が転職活動のスタートとも言えます。そうなれば、在職中にやれること、やっておくべきこともいろいろとあり、どれだけ取り組んで準備しておくかによって活動期間を短くすることができるのです。
転職を意識し始めたらまず始めにやることは、求人状況を確認することです。自分の望む求人は実在しているのか、あったとしてもどのような条件で募集されているのかをチェックしておきます。何でそんなことから?と思われるかもしれませんが、実は退職後に「やっぱり前の職場の方が良かった」と後悔する人が少なくないからです。一時の感情で後先考えずに退職してしまうと、結果として満足出来る転職には結び付きません。冷静に考えるためにも、まずは求人状況を確認することから始めましょう。
それでも転職を決意するなら、次は職歴の振り返りをしっかり行いましょう。中途採用の選考では前職の経験や実績が最重要視されます。例え異なる職種に転職するとしても「この経験がこの場面で活かせます」とアピールできなければいけません。時間を掛けてしっかりと振り返りをすることで、より多くのアピール材料を見つけ出すことができます。
ところで、この職歴の振り返りを「在職中にやるべき」と勧めるのには2つの理由があります。1つは給料が入って経済的に安定している状態で落ち着いて行えるから、もう1つは職場にいることでよりイメージが湧いて思い出しやすいから、という2点です。他にも次の職種が明確になっているなら在職中の職場で習得できるスキルを習得しておく、ということも大切なことです。