就活コラム

役員や社長との面接!最後にして最大のヤマ場を乗り切る攻略法

2017/07/07

Column

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1.そこまで残ったことに自信を持つ

社長や役員クラスと面接するということは、基本的に最終選考の段階です。言い換えれば、書類選考や一次面接辺りで不合格となっていれば会うことのない方々との面接の場です。まずはそこまでたどり着いたことを自信にしましょう。例え威圧感のある人や怖そうな人が待っていたとしても、怯んではいけません。そして、入社後でも滅多に会う機会の無いであろう社長や役員と差し向かいで話が出来ることを光栄に感じながら面接に臨みましょう。

 

実は、こうした気持ちは表情に出て相手に伝わります。緊張することは仕方のないことですが、不安げな表情よりも自信のありそうな表情や感謝の気持ちがこもった表情の方が相手も心強く感じます。実際就職相談をしていて、学生だろうが中高年だろうが社長面接の前にアドバイスすることはこうした内容です。そしてほとんどの人が合格しています。

 

この段階での判断要素は人間性を重視しているので、よりこうした気持ちの持ち様は大切になるのです。この意識は現れた人物が自分より年下に見えたとしても変えてはいけません。中高年の応募者だと年下の面接官と相対するとつい見下したような気分になりがちですが、これもやはり相手に伝わります。自信と感謝の気持ちで臨むこと、これを意識するようにしましょう。

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2.緊張を和らげるには周到な準備しかない

社長や役員といった肩書きとは別に緊張させる要因として、何を聞かれるのか、という不安感があります。この対策としては、もう周到な想定質問への準備しかありません。ただ、この段階まで来ればもはやトリッキーな質問はありません。趣味や休日の過ごし方、最近読んだ本、座右の銘など人間性を探るような質問がメインとなるケースが多いようです。これは会社の社風や方向性と合っているかを確認するためです。

 

また。志望動機や自己PRを改めて問うこともありますが、これも一次面接とまったく同じことを述べたのでは物足りません。共に仕事をする現場レベルの面接官と違い、経営陣は何十年と働いてもらうことを想定しながら質問をするので、将来ビジョンを織り込んだ内容にしておくことが必要となります。この会社に入って何がやりたいのか、どの分野どのように活躍したいのかなど、事前の面接でも聞かれているかもしれませんが、こうした考えは経営陣に向かってこそ力強く述べる項目です。その力強さが意欲として相手に伝わるので、しっかり考えをまとめておくようにしましょう。

もう一つ重視されるのが転職の心構えです。いくら前職で立派な実績や肩書があったとしても、転職先では新入り扱いからのスタートになりますので、その心構えが十分に出来ているのかを念押しされるでしょう。あるいは再び簡単に転職されないかを確認するような質問もされるでしょう。これらに対する回答もしっかりと準備してから臨むようにしましょう。

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3.能力重視タイプか人間性重視タイプか見極める

この段階での面接では人間性を重視すると述べましたが、そうなると面接官との相性も重要なポイントとなります。これについては相手のタイプを見極めて対応することで、印象を良くすることが出来ます。心理学上では細かく分類されているのでしょうが、面接では初見で判断しなければならないので大きく2つに分類します。つまり「能力重視タイプ」か「人間性重視タイプ」の2つです。

 

前者の場合は比較的険しい表情で出迎え、雑談など挟まずに直ぐに本題に入るパターンが多いです。このタイプは「実績さえしっかり挙げてくれればいい」と考えているので、要点をテキパキ答えることが好かれるポイントとなります。一方の後者の場合は笑顔で迎えてくれて「交通手段は何で来たの?」「リラックスしていいですよ」など雰囲気作りから始めるパターンが多いです。このタイプは文字通り人物重視なので、ちょっとした余談や笑いも交えながら説明した方が印象がいいでしょう。

 

そうはいってもいきなり初見で判断するのは自信が無い、という場合は会社のホームページをチェックしてみましょう。最近の会社はホームページで社長のブログやSNSを公開しているものもあり、これを見ておけばどんな人物かがある程度想定出来ます。仕事に対する想いやその日頑張った事が中心なら前者のタイプでしょうし、趣味やプライベートなことも豊富に書かれてあれば後者のタイプと言えるでしょう。

 

これは他の面接段階では出来ない技です。「次は社長面接です」と言われればプレッシャーにも成りますが、見方を変えれば面接官が事前に特定出来るということでもあるので、調べられる項目はしっかりチェックしてから臨みましょう。

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4.最大のポイントは「絶対に受かる」という強い気持ち

いろいろ述べてきましたが、やはり最終面接で最も大切なことは「絶対に受かって、この会社で働くんだ!」という強い意志を伝えることです。なんといっても相手は最終的な決定権を持っている人物です。その人物に対して「上手く言えないけど、察して下さい」なんて気持ちではいけません。それに相手方も最後の機会をどう活かすかな、という目で見ています。

 

例え途中の質問に上手く答えられなかったとしても落ち込む必要はありません。それよりも「意欲だけは負けません」という強い意思表示を示す方が大事です。何故なら既に面接した部下から推薦されてその場にいるわけですから、合格させても問題無い水準にあることは証明されているのです。最終面接は「落とす人物を選ぶ面接ではなく、採用する人物を選ぶ面接」とされています。となれば「コイツを選ぼう」と思わせる要素がポイントとなるのです。

 

自己PRの機会や「最後に何か言いたいことは?」といった問い掛けがあれば逃さずにしっかりと意欲を伝えるように意識しておきましょう。

2017/07/05

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