1.深呼吸を2,3回して、まずは落ち着く
緊張している時や、焦っている時は、呼吸が知らず知らずのうちに早くなっています。浅い呼吸だと脳まで酸素がいきわたらないため、頭がぼんやりして、思考停止になってしまいます。まずは呼吸を整えましょう。
本番前に体の中にある空気を全部吐き出してしまいます。ゆっくりとお腹を使って空気を出し切り、それからゆっくりと鼻から空気を入れていきます。そうするうちに自律神経のうち、副交感神経の働きが強くなり、緊張がほぐれてきます。そして背筋を伸ばして、本番に臨みましょう。きっとうまくいきます。
私の場合ですが、つい先日80人ぐらいの人の前で通訳をする機会がありました。打ち合わせはほんの15分、資料は事前にいただいたもので内容は数ページで不明。内容の説明はほんの少し。わからない単語をネットで調べてみても理解できないという状態でした。
さて本番、後10分でセミナーが始まり、いよいよ通訳を始めるという時心臓はもう破裂するような勢いでした。しかしまずは深呼吸をしました。目を閉じ息をすべて吐き出し、そのまま止め、それから息をそっとゆっくりと吸い目を開ける。開いた先には80人のオーディエンスがいましたが、すっかり腹が据わっていました。ところどころ聞き返しながらも無事通訳を終え、「次回もお願いします。」と主催者から依頼を受けました。
この深呼吸はヨガの時に行うもので、深く自分の中に入っていく瞑想に最適なので、集中力が増すと思います。ぜひ試してみてください。本番前にできればよいですが、本番中でも深く呼吸を繰り返すことで落ち着きを取り戻せます。