就活コラム

面接で何も思い浮かばない人のための面接マニュアル【後編】

2017/08/18

Column

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1.質問の確認や魔法の言葉で考える時間を確保する

面接時、担当者が思いもよらない質問を投げかけてきた、さあどうやって回答しようと頭の中がぐるぐるして、なかなか頭に入ってこなくて途方に暮れることが起きてしまうかもしれません。そんな時は面接官の質問の意味を確認するという意味でこう伝えてみましょう。「すみません、緊張しておっしゃったことを聞き逃してしまいました。貴方のご質問は、~だと思うのですが、よろしかったでしょうか?」すると面接官は丁寧に詳しく説明してくれるはずです。「私の質問の意味は~です。」や「私は~ということを伺いたいです。」など伝えてくれるかもしれません。

 

もし詳細な回答が得られなかった場合は、その間に質問の意図を自分なりに解釈して、定義しなおしてみましょう。そして回答するときに次の言葉を前につけてください。「少しご質問の回答としてはズレてしまうかもしれませんが。。。」すると面接官は「質問の内容はしっかり理解しているが、自分なりの意見があり回答したいのだな。」と良い風に解釈してくれます。自分のデータベースで似たようなケースを探すか、自分の考え方パターンをフル活用しましょう。

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2.具体的なシチュエーションと例

例として「あなたにとってアルバイトをする、ということはどういうことですか?」と質問があったとします。抽象的に聞こえますが、ようは「アルバイトであなたができること、得られると思う経験やスキルはなんですか?」だと解釈、定義します。人によりこの解釈は違うこともあるでしょう。

 

アルバイトが電話のコールセンタースタッフである場合、私なら「人の話をきちんと聞け、共感すること。丁寧な言葉遣いができること」をアピールし、「様々な人とのコミュニケーションを経験することで、相手との間合いを測れるようになる、相手のニーズを探りだせるようになる」スキルが身につく、ことを回答します。

 

「私は普段から友達や周りの人の話をよく聞き、共感することで、相手の気持ちを落ち着かせることが得意です。御社のコールセンタースタッフに携わることで、お客様のお話からお客様の気持ちやニーズを理解できるようになると思っています。」もちろん、文頭には「少しご質問ご回答としてはズレてしまうかもしれませんが、」をつけます。自分のアピールポイントを理解しておくこと、それを使ってできることを常に意識しておきましょう。

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3.面接者側の立場から

表情が乏しい人はやる気がなく見えます。たとえ発言が多くなくても、目に力がこもっている人、笑顔の人、姿勢の良い人は印象に残ります。また発言をゆっくりしっかりと自信を持って話す人は、面接官は注目します。内容はもちろん大事ですが、きちんと自分の意見を言っていると感じられると、一生懸命さが伝わります。

 

あまり話すのに慣れていない人であれば、考える時間を少しほしい旨をつたえ、発現時にはゆっくりと一語一語ゆっくり丁寧に話せばいいことですし、緊張したのであれば、あえて緊張している旨を伝えることもできます。自分を取り繕ったところですぐに化けの皮が剥がれます。それよりは素の自分を失礼でない程度に出したほうが好感度が上がります。

 

敬語や丁寧語は必要です。普段から使えるようにしておきましょう。最初と最後の挨拶はしっかりと、面接官はわざわざ時間を取って自分と話をしてくれる人、と認識し心から感謝を述べられたら、面接官には伝わります。人と人とのコミュニケーションを意識し、模範解答でなくても自分の考えを話せる人の方が魅力的です。普段から物事を考える習慣をつけましょう。

2017/08/17

面接で何も思い浮かばない人のための面接マニュアル【前編】