1. 問題解決型グループディスカッションとは?
では、さっそく進め方を見てみましょう。問題解決型でも、前編でやったのと同じように「お題を明確にすること(定義づけ)」から始めます。ただし、抽象的テーマ型グループディスカッションと違うのが、お題を明確にしていく中で「現状」を捉えていかなければならないということがコツです。
例えば、「(商品名)を大学生に広めるためにはどうすればよいか」がテーマだったとします。そしたら、まずは前回と同様に、出てくるそれぞれの言葉を具体的にしていくのですが、「現状を把握する」必要があります。もし、スマートフォンなどを使用出来たら実際に売り上げを調べることも可能ですし、もし使えないとしても、自分たち自身が持っている印象でいいので「現段階でどのような状態なのか」把握していきましょう。
「(商品名)は、親世代には浸透しているが大学生など若い世代には売れていない」という設定なら、「その(商品名)を大学生に広める=買ってもらうためにはどうすればよいか」という風にです。(「広める」にも、知ってもらう・買ってもらうの2つがありますよね!)