1.基礎や技術なくして起業はできない!
収入がある以上、税務署に税金を納めなくてはなりません。私は個人事業主の方と多く契約しており、毎月報酬を支払っておりましたので、源泉徴収をして毎月税務署に納め、年明けには収支決算報告書を作成して税務署に提出、税金を支払っていました。業務の中で気を付けなければならなかったのは、毎日仕事の関連での収支を記録しておくこと、証拠のレシートを必ずわかりやすく保管すること。税務署で書類を作成する時、計算が合わずに何度も足を運びました。月の半分は徹夜という日々だったので、その中での事務処理は、精神的にも健康的にもダメージがあったことは事実です。
また、お金や事務手続きだけでなく、スタッフのマネジメントも大変でした。特に知り合いや、子どもが同じ学校に通っている場合、子どもの立場などを考えて、強く言えなくなってしまいました。ですので、できるだけ縁故採用はしないほうが無難と思います。今は無料で採用を呼び掛ける方法がいくらでもありますし、時には厳しい顔をして「仕事は仕事、責任をもってやり遂げてください!」と言える強さも必要です。そして最後に、「自分自身を大切にする」ことも大切だと伝えさせてください。やろうと思えば24時間、仕事ができてしまいます。収入を上げることもできます。でも体調を崩してしまったら続きません。自分や家族の健康をまず第一に、業務のペースを調節することをお勧めします。