就活コラム

子育てと仕事の両立は無理?-働くママが教えるヒント-

2017/09/29

Column

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1.まずは夫や身内の了解を得てから!

自分がやりたいこともありますが、まずは夫や親の協力なくしては、仕事も続けるのが難しくなります。仕事がしたいことを伝え、それを好意的に反応してくれるのではなく、ちょっと難色を示すようであれば、しっかりと話し合い、理解してもらうことが必須です。「私の夢はこうなの!」「こういう仕事がしたいの!」という気持ちも痛いほど理解できるのですが、そればかりもいかないのが子供を持つ母の宿命。赤ちゃんは保育園に預けなければなりませんし、場合によっては夫や親に赤ちゃんを見てもらいながら仕事をすることも考えられます。

 

一番多いケースは「発熱」。保育園の多くは体温37.5°以上で引き受けNGとなっています。病後児保育は時間がそれほど長くなく、誰かが早めに迎えに行かなくてはならないことも・・・。保育園に預けている間に発熱した場合、早退して迎えに行かなくてはならないですよね。そういう時にもし赤ちゃんの母親であるあなたが対応できず、もともとママが仕事をすることに夫や親に不満があれば、喧嘩の引き金になることが多いのです。赤ちゃんの前で喧嘩をするのはできるだけ避けたいですよね。ですので、自分がやりたい、こういうことをしたいではなく、なぜ夫や親が反対しているのか、それを解決したうえで就ける仕事はないのかを、喧嘩ではなく話し合うスタンスで考えてみると、意外な発見ができるかもしれません。

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2.外で勤務をする場合はできるだけ通勤時間を短くする

夫や親の反対もなく、いざ仕事を探すことになったとき。どういう仕事ができるのか、どんな業務にチャレンジしたいのか、夢も膨らんでくるはず。そこで気を付けなくてはならないのは、「通勤時間」です。車でも渋滞はありますし、電車だと遅延が考えられます。徒歩で通勤も、天候によっては予定より遅くなってしまうことも考えられるのです。

 

ですので、おすすめとしては電車・バス通勤で「通勤ドアtoドアで片道30分以内」。そして、保育園のラストの時間より、理想を言えば1時間半早く、短くとも30分は余裕をもって帰ることができると困ることは少ないかと思います。また、乗換について、できるだけ少ない路線沿線の企業に応募することをおすすめします。これは、「電車・バスの中で眠れるから」。夜の授乳や夜泣きで悩むママ、とっても多いんです。睡眠不足を補うために、電車やバスでとれる睡眠は貴重な時間。車を運転していた場合は確保できないひと時なのです。程よくゆれて眠りやすいので、乗り過ごさないように工夫しながら電車やバスの中で少しでも休んで疲労をとってみてください。

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3.今は「在宅勤務」という方法もある

私はテレアポとカウンセラーの業務をしながら、こちらのコラムを執筆していますが、全て在宅業務です。収入はマックスの時から落ちましたが、最低限の生活はできていますし、何より子供とのひと時を最大限に取れるようになりました。洗濯も休憩時間に干して、雨が降ったと分かれば取り込めますし、手の込んだ手料理も子供に作ってあげられる、そして外で無駄な買い物をしないので節約になる、発熱の際もすぐ保育園に迎えに行ける!と、私にはいいことづくめ。

 

もし夫や親が仕事をすることに反対をしていて、その理由が「家事も手抜きなくやってほしい」「子供との時間をできるだけ増やしてほしい」という理由である場合は、そういった問題がないのでおすすめです。在宅勤務=テレワーク、という名前で多くの企業が今求人広告を掲載しています。そして、打刻からちょっとした相談、テレアポが取れた時の報告やスタッフのフォローまで、全て在宅で行っています。業務においての留意点としては、在宅で仕事ぶりを見てもらえないので、あくまでも評価が「成果ベース」になること。ただし、テレアポにしてもカウンセリングにしても、このコラムの執筆にしても、出勤していても成果ベースになるため、私はあまりマイナスポイントとは考えていません。

 

もう一つ、在宅勤務の問題は、家からあまり出ないので体重が増えやすく、一日に会う人がかなり少なくなる点。しかし、工夫次第で解決できると考えています。

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4.子どもとの時間がなくなっては本末転倒

実は、私は以前Webライターとして起業しています。他にスタッフが多くいて、みんなでWebページを仕上げていました。収入はスタッフの人件費を支払っても、以前の収入の2倍!という生活でしたが、最終的に業務をほかの方に譲りました。その理由の大部分は「子供との時間がとれなくなったこと」。業務そのものは在宅業務でしたが、あまりに忙しくて、子供と一緒に過ごす時間が確保できませんでした。一緒の時間、一緒の空間を共有していても、目を見ながら話すことができない日々。「ママ、今日こんなことがあったんだよ~」と言ってきても、上の空で返事をすることしかできなかったのです。

 

仕事は楽しかったのですが、やっぱりこういった環境で育った場合、性格や考え方にも影響すると思って、その仕事から身を引く決断をしました。上の子が6歳、下の子が2歳の時でした。そこで気づいたこと、勉強になったこともとても多かったので感謝していますが、その時の決断は間違っていなかったと思います。

 

やはり子供が生まれたからには、健やかに育ってほしいもの。将来仮に性格や勉強のことで悩むことになって、それが自分が仕事をしていたことに一因があるのではないかと思ったら・・・。過ぎた時間は取り戻せません。これから仕事を探すママへ、育児も両立しつつできる仕事に就けることを応援しています。

2017/09/28

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