就活コラム

長期海外勤務経験者が語る-海外勤務の4つのノウハウ-

2017/10/09

Column

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1.海外就職も明確な目的を持って進める!

就職は社会人として生計を立てる手段になり、生きるためのモチベーションにもなります。しかし、敢えて海外に就職しようとする場合、単に生計を立てるという理由づけだけでは明らかに不十分です。単に生活のためであれば日本国内での就職で問題ありませんので、海外就職を希望する場合はそれに対する明確な目的が必要となってくるでしょう。

 

つまり、海外での就職によって将来の自分に何のメリットがあるのか?そして、海外で滞在したことで、今後自分のスキルアップにどのように繋がっていくか?これらを就職前に見極めなければならないのです。もっと分かりやすく言えば、自分に良い影響を及ぼしてくれない海外就職は控えるべきでしょう。日本で就職してはどうしても自分の目標が達成できない、そんな明確なビジョンがあれば十分に海外チャレンジする価値はあります。もちろん、企業選びもいい加減には進められず、その目的を達せられるかどうかの判断基準の下に選択していきましょう。

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2.安全で渡航歴のある国への就職が基本!

いわゆる【海外駐在】としての就職機会が減少している状況の中で、海外志向の高い方になればまずは海外に出たいという思いは人一倍強いものです。この時に【語学留学】は新卒の方ほど有利に進めやすくなり、将来的なスキルアップのための基礎としては十分なものが得られやすいでしょう。語学留学は現地の言葉を現地に住んで学べるだけでなく、留学後に現地の日本企業などに就職しやすくなるメリットもあります。【現地採用】による海外就職は日本からの駐在パターンと比べると待遇は劣りますが、現地の就業ビザの取得が可能となって語学レベルを高められる良い機会となるのです。

 

待遇面よりもとにかく語学を身に着けることを重視している方は、現地採用を行っているエージェントを活用したり、直接現地の就職サイトで応募したりもできます。現地日系企業には日本語レベルの高い現地人も在籍していますが、日本文化や習慣を完全に理解している訳ではありませんので、日本人スタッフへのニーズはここにあるでしょう。

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3.日本企業からの駐在形式にこだわってみる

次に、海外就職において気になるのは待遇問題。日本と海外では生活様式も異なり、多くの方が日本人として文化的な生活が望めるかどうかを心配しがちです。この場合に、就職先から提供される待遇は大きな頼りではないでしょうか?やはり、海外就職で最も理想的とも言えるのが、日本企業に所属して海外駐在という形での赴任になります。これであれば多くの場合に住居が無料、日本国内でもらうサラリー以上が保証されますので一般的にはゆとりのある海外生活が可能となるでしょう。

 

ただ、現在駐在での海外就職は以前と比べるとかなり減少しているのが実情で、好待遇の職場に絞り込むのであればさらに狭き門となるのは必至です。また、前項でも触れたように好きな国への駐在が可能となるケースばかりではなく、一定の語学レベル(英語・中国語など)が求められることもあります。さらに、海外駐在を前提にその企業に入社しても一定期間は日本国内で業務経験を積まなければなりません。

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4.語学留学後に現地採用で就職するのもアリ?

さて、海外就職を進めるにあたって、ご自身はもちろんご家族が最も心配されるのはその国の【安全】に他なりません。国際的な治安を鑑みますと、日本ほど安定して治安の良い国はほとんど存在しないはずで、就職先としての国家選びは大変重要なテーマになります。そのため、どういう経緯によって海外就職を進めるにしろ、おすすめなのが一度は旅行でも行ったことのある国を選ぶべきです。

 

例えば、旅行などで渡航歴の多い好きな国であればその国の安全性も十分に理解されていますし、長期的な生活もそれほどストレスが溜まらないでしょう。あらかじめ、この国で就職したいという希望を持っていれば就職先の選択肢も絞りやすく、比較的早い段階で採用をもらえる可能性も高くなります。また、海外就職で考慮すべきなのは万が一の際にすぐに日本に帰国できる距離であること。人間それぞれ家庭の事情もありますし、海外就職中に緊急に帰国が求められる場合もあるでしょう。その場合に、やはり日本から近いアジアエリアでの就職がベストです。

2017/10/07

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