1.医療事務と一般企業の事務の違い~医療事務に求められる物~
医療機関で事務というと、病院やクリニックで事務全般を行う「医療事務」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。この仕事の具体的な内容は、診察券の確認を行い、診察料徴収といった受付窓口業務を正確にスピーディーに行うことです。それに加え、レセプトと呼ばれる診療報酬明細書の作成ができる人は給与などの面で優遇されたり採用されやすい傾向にあります。このレセプト業務のみを行う専門の事務方もいるほど医療機関にとって重要な仕事で、あまり外来で患者さん達と接することもなく男性が行うことも多い業務のひとつです。
医療事務は、医療費の計算をするための医療に関わる専門知識が必要です。そしてこの医療とそれに関わる保険診療の点数や医療証や国の補助の額は、はば毎年変わりますので覚え続ける努力も求められます。また、接客を必要とする事務職といわれており、患者さんと直に接する機会が多いのも特徴です。日頃から、明るさや笑顔を求められ、思いやりある振る舞いや気遣いなども欠かせません。一般企業の事務職よりも服装や髪型などに関して細かく規定されていることも少なくありません。これは男性も同様です。