就活コラム

フリーランスって何?-仕事を理解する-

2017/10/30

Column

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1.最初の決心

最初にも書いた通り、フリーランスという仕事を特に自分は選んだつもりはなかったのですが、自分の好きなことを宝物のように大切にするなら、フリーランスという働き方の形態が一番いいのかもしれません。日々の糧を得るために、他の仕事を続けながらもできますし、機が熟せば、フリーランスの仕事にシフトもできます。今はたまたまですが、フリーランスの仕事しかしていないのが現状です。収入と自分の情熱が比例するかといえば、そうとも言えませんが、自分の好きな仕事をしている、という事が心の安定をもたらします。

 

もちろん、フリーランスの仕事は多岐に渡りますし、わたしの経験が全てではないということもここでお伝えしておきたいことです。しかし、フリーでいるからこそ全部自分の責任で、仕事が増えるのも減るのも自分次第、ということはわたしには励みになってきました。フリーランスをあえて選ぶなら、自分の全部を賭けてもいいと思えるような仕事をされることをお勧めします。それほど、厳しい世界ですし、生半可な気持ちでは続かないからです。それでもフリーランスで仕事をしたい、という情熱を大切にしてください。

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2.フリーランスの仕事を続けていくために

そのように、長らくイラストの仕事をフリーランスで続けていましたが、もともと文章を書くことも好きだったことがあり、自分のイラストと合わせて絵本を書いてみようということを思いつきました。

 

いずれ誰かの目にとまればいいとは思っていましたが、あてもなく書いていた絵本を友人に見せたところ、編集プロダクションに勤めていた友人がライターという仕事を勧めてくれました。今思えば転機だったかもしれません。そこで、自分の仕事はイラストだからと断ることもできたかもしれませんが、今までもいろいろな仕事をしつつ、イラストをフリーランスで続けてきた事もあり、ライターの仕事が増えたとしても、特に体制に影響はないと、ライターの仕事をはじめました。また、ライターの仕事が増えれば、自分の好きな働き方ができると思ったこともありました。

 

フリーランスの仕事の魅力は女性にとっては、自宅で出来るということが大きなポイントです。正社員、アルバイトや派遣など、様々な形態の仕事をしてきた自分にとって、SOHOという仕事形態が一番自分に合っていると実感したのです。もちろん人に会わないでいることが逆にストレスになる方もいるでしょうし、外に出て気分転換ができないというマイナスポイントもあります。それでも、全部自分の責任と思えることは、ある意味、すっきりするところがあります。

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3.頑張りをみている人がいる

その後も職場をいろいろ変えましたが、イラストの仕事はフリーランスなので、切れることなく続けていました。自分の気持ち次第で、辞めることも続けることもできる。この点もフリーランスのいい点でしょう。それからイラストの仕事をもっと本格的にしたいという思いがあり、仕事を派遣の事務系にシフトしました。今はそれほどではないかもしれませんが、デザイン系の仕事は残業が多く、片手間にできる仕事ではなかったからです。

 

事務系の仕事は定時に帰れるのが一番のいい点で、早めに帰宅してからイラストの仕事をこなしていました。有給を取って出版社などに営業にも行けますし、フリーランスでこれから仕事をしようと思っている方には、そういう安定した仕事をレギュラーにされることをお勧めします。いきなりフリーランスで成功される方もいるかもしれませんが、日々の糧を考えることは非常に大切なことです。

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4.本当に好きな仕事を選ぶ

もともと美大出身なので、在学中からイラストレーターは視野にいれつつ就活もしたのですが、バブル当時からイラストレーターで一本立ちはできないと自覚していました。ですので、デザイン事務所にグラフィックデザイナーとして就職したのです。しかし、デザイン事務所で仕事をしつつイラストの仕事をするというのは案外大変なことでした。

 

フリーで仕事をしているので、事務所には迷惑をかけられません。仕事が終わってから、家でこつこつとイラストの仕事をするのです。孤独な作業ですが、グループワークのデザイン事務所での仕事と違い、自分で完結するので、どこまで詰めるのか、ということも自分次第です。当時はそれが負担でもあったのですが、逆に言えば、フリーランスのいい点とも言えます。

2017/10/29

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