就活コラム

アルバイト経験から社会で活かされたこと

2017/11/26

Column

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1.社会で活かされるコミュニケーション能力

学生時代、私は下記のように様々な業界のアルバイトを経験することができました。
・ドラッグストア(店員)
・印刷会社(内校作業、印刷物のチェック)
・パソコン教室のティーチングアシスタント(生徒のフォロー)
・展示会受付(受付、商品販売、案内)
・学校紹介(学校のプレゼン)

 

業界もジャンルもバラバラのアルバイトですが、どのアルバイトでの経験も全て社会に出て役に立ちました。どれも浅くですが、それぞれの業界知識も付き、少しずつでも経験したこと自体が良い経験となりました。

 

インターネットで何でも調べられる時代ですが、経験から得た知識は説得力もあり、応用もできます。どの業界においても顧客対応や顧客満足は必須課題であり、その為のノウハウを学ぶことができた事が貴重な経験となりました。特に「顧客満足の為にはどうすればよいのか?」を考えながら業務をする姿勢は後に就職した企業でも活かされました。

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2.業界知識と顧客満足を考える姿勢

まず皆さんがアルバイトで得られる能力として最初に思いつくのが「コミュニケーション能力」だと思います。実際どんな場面においてもコミュニケーションは必要であり、コミュニケーションが取れなければ業務に支障が出てしまいます。

 

私が社会で活かされた一番の経験はドラッグストアでのアルバイトで得た経験です。顧客との日常会話から「どんな事があって、何を必要としているのか」を察知して商品をオススメした経験が特に活かされました。ドラッグストアを利用する顧客は小学生から高齢者の老若男女でパターンも決まっていなかった為、常に顧客の話す内容にアンテナを張っておく必要がありました。

 

この経験は後に、事務職としての電話対応や求職者への就職支援に大変役立ちました。電話対応では相手の顔や反応が見えない為、会話のみで必要な情報を得なければならないので、常に相手が何を伝えようとしているのかに注意しながら会話をしなければなりませんでした。

 

また、求職者への就職支援では各個人に合った求人をリサーチしてお勧めしたり、面談によって希望や得意とすることを聞き出したりする必要があり、決められた時間内でより多くの情報を得て対応しなければなりませんでした。このように、ただ相手と円滑なコミュニケーションを取ると言うよりは、コミュニケーションによって多くの情報を得ようとする姿勢を磨けた事が一番の良い経験だったと思います。

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3.作業の効率を上げる為に工夫すること

アルバイトでは、指示に従って業務をする場面が多々有ります。しかし、言われたことをただ漠然と行うのでは評価も上がりませんし、作業自体もマンネリ化して単純なミスや意欲の減退が出る可能性も高くなります。私がアルバイトを楽しみながらする為に行っていたのは「作業の効率を上げる為に工夫すること」でした。

 

トイレの清掃から接客、データ入力、資料作成…。どの業務にも工夫すれば効率的にできる作業がありました。また、効率化を行うための工夫を考えることこそが、社会に出てからのどの場面でも活かされています。

 

勿論、就活にも役立ちました。自己アピールで効率化の為の工夫を挙げたところ、採用担当者より興味を持って貰え、結果として第一志望の企業に就職できました。

 

就職した企業では「改善」を会社全体で進めており、どんな小さな作業でも改善でより良い作業にするという方針がありました。まさに、それまでアルバイトで行っていた「作業の効率を上げるための工夫」そのものでした。

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4.何故この作業をするのか考える

アルバイト中に行っている業務には、マニュアル化されていて、マニュアルにあるから何も考えずにしている作業もあるかと思います。

 

私も、マニュアルに沿って行っていた作業が多々ありました。その中に、印刷ミスをした紙の印字面に赤鉛筆で×印を書いて白紙面を上にしてダンボールに入れるという作業がありました。手が空いた人が作業の合間にするというマニュアルでした。ダンボールに大量の印刷ミスした紙があり、ほとんどの学生アルバイトが作業待ちの間に作業をしておりました。

 

私は作業中に、何故この作業をするのか疑問に思ってチーフに質問したところ、裏紙を無駄なく使用する為の作業でした。×印があることで裏紙とそうでない紙に見分けがつき、芯の柔らかい赤鉛筆で×印を書くことで紙が痛まず、プリンターがつまりにくくなるということでした。聞いてなるほど!と思って以来、マニュアル化された作業も「何故この作業をするのか?」を考えながら行うようになりました。

 

この、「何故この作業をするのか?」を考えることが、就職後の業務に大変役立ちました。前任者から仕事を引き継いだ際に、前任者の癖までが引き継がれて無駄な作業を行っている場合があります。私も、前任者から引き継いだ作業で不要な作業に気付いたり、抜けている必要な作業に気づいたりしました。

 

みなさんもご自分のアルバイト経験を振り返り、実はこんな事をしているな、と気付くことがあるかと思います。自己アピールでは具体的にイメージしやすいように採用担当者に伝えましょう。

2017/11/25

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