就活コラム

グローバルな仕事ってどんなもの?その実態に迫る

2017/12/10

Column

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1.『グローバル』とはなにか

global(グローバル)という単語は、ご存じのとおり地球全体の、世界的なという意味を持っています。主に海外とつながりがあるイメージを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。国際的な、という意味を持つinternational(インターナショナル)とは似ているようでニュアンスが違い、インターナショナルは国同士のつながりに重点を置いた意味になっています。一方、よく耳にするグローバル化は国と国のつながり、というより地球的規模で一体化していく、というとらえ方が一般的です。『グローバルな仕事』も、海外とやり取りするというだけでなく、世界的につながっていく仕事という風に考えると、イメージしやすいかもしれません。

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2.どんな仕事のことをグローバルというの?

では、グローバルな仕事とは具体的にどのようなものをいうのでしょうか。実は、グローバルな仕事と言ってもある一定の職種だけを指すものではありません。日本の会社でも海外の企業とやり取りを行っている場合はグローバルな仕事と言えますし、外資系企業でも海外と関わらずに日本の企業を相手にしている場合はグローバルな仕事とは言えません。他にも、日本を飛び出し海外の企業に直接就職することも、日本人から見ればグローバルな仕事と分類できます。

 

細かく仕事を見てみると、国際線のパイロット、キャビンアテンダント、通訳、翻訳家、外交官、語学教師などもグローバルな仕事だと考えられます。

 

ちなみに、日本でグローバルな企業として認識されている会社は、TOYOTAやユニクロ、ソニー、日本IBM、三菱商事、楽天などで、世界的にも有名で高いブランド力が評価されています。

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3.グローバル化のメリットとデメリット

最近では日本企業のグローバル化が着々と進んでいます。例えば、社内の公用語を英語にする、海外に支社・工場を置く、海外での市場を確立するなど、その企業によってグローバル化は様々です。日本に企業がグローバル化することで、どんなメリットやデメリットが生まれるのでしょうか。

 

*グローバル化のメリット

実際に働いてる人たちは、社内の公用語が英語になることで、国際感覚を学べ自分のスキルアップにつながるとメリットを感じているようです。また、取引・販売範囲を海外に広げることで、これまで以上の収益を期待できるという利点もあります。海外に工場を置く場合は、コストを抑えることにもつながります。

 

*グローバル化のデメリット

社内の公用語が英語になることで、意思の疎通に障害が生じるというデメリットも。ですがこれは自分の努力次第で改善が可能です。また、日本ならではのルールや暗黙の了解などが海外で通用しないことがあるので、これまで以上に柔軟な対応が必要になります。海外とは法律も違うので、思わぬことが違法に扱われてしまう可能性も。日本国内と海外では企業の知名度も違うため、最初から成功するパターンは少ないようです。

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4.グローバルな仕事に就くためには何が必要?

いざグローバルな仕事に就きたい!と考えた時、まず第一に必要なのが、何と言っても語学力です。その会社に入ったら、たまたま海外と関わる部署に配属された、という場合は語学力に自信がなくても仕方がありませんが、就活の時点でグローバルな仕事に就きたい! と希望している場合は、学生レベルでもある程度の語学力は必要になります。「海外とつながる仕事はしたいけど、語学に自信はありません」では希望する企業に良い印象を与えることはできませんよね。

 

語学力は、英語だけに限らず中国語、韓国語、スペイン語など様々な言語に需要があります。就職を希望する企業と取引のある国の言語を話せるのが一番ですが、それ以外の言語にも知識があると、就活では有利に働きます。特に転職でグローバルな仕事に就きたいと考えている人には語学力が必須。第一線で活躍するためにはなくてはならないスキルです。英語の場合はTOEICがスキルを証明するパロメーターになります。今の自分にどれくらいの実力があるのか、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。

 

語学力について補足すると、ただ日常会話ができる程度では即戦力にはなれません。その企業が扱う製品や、専門的な単語・知識なども理解し、言葉で伝える必要があるからです。仕事をしていくうちに覚えていけるとは思いますが、予備知識として、その分野の勉強や単語などを頭に置いておくのが就活を有利に進めるポイントです。

2017/12/09

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