1. プレミアムフライデー導入後の第一印象は?
プレミアムフライデーに絡んだ働き方改革の頓挫が露呈している状況にて、この制度を今後も継続していくべきかという点は誰もが興味深く思っていることでしょう。しかし、現状から言って今後の継続について吉か凶かを判断するのは難しく、それは今後の日本人の働き方が変わることで大きく方向性が左右されるからです。
それでも明らかなのは、政府が日本人の現状の複雑なライフスタイルを早急に見極めなければ制度が破綻してしまう点であり、それが実現した上で企業経営者もプレミアムフライデーが毎月順調に迎えられるような長期的労働モデルを構築する必要があります。労働者にすればプレミアムフライデーを実感できる職場は圧倒的に少ないことから、その絶対数が増えることしか社会における制度浸透の近道はないのです。現在は一方的な政策によって働き方が変えられる時代ではなく、政府も経営者も人材あっての職場であることを再認識しなければなりません。