就活コラム

今熱い!中小企業を選ぶメリット・デメリット

2017/12/26

Column

01

1. 中小企業を選ぶメリットは想像以上に多い!

まず、お話ししておくべきは中小企業に就職するメリットが多くの方が想像する以上に多い点です。その1つに日本の技術力や管理力などの多くは中小企業から生まれていることにあり、就職することでそれらを学び取れる大きなメリットになります。日本の経済構造は中小企業が大企業を支えており、中小企業からの技術なしには大手企業は成り立たないのです。多くの日本人は中小のクリエイティブ性とそれを上手く活用する大手という基本構造を理解しておらず、その結果中小企業への就職における大きなメリットを見逃しているでしょう。

 

また、何と言っても中小企業に就職するメリットは数多くの中から選べることにあり、自分にとって働き甲斐のある企業や転勤の少ない地場企業などを見つけやすいことにあるのではないでしょうか?大手に絞った就職活動も良いのですが、自分にとって良い企業なのかという部分を考慮するのであれば、中小企業のほうがそれを十分に考慮しやすいのです。

02

2. 中小企業への就職において一般的デメリット

一方で中小企業に就職する際のデメリットも当然存在していますが、その中で最も大きいものとして地域性の悪影響を受けやすい点にあります。日本は東京から離れるほど経済の恩恵が薄い一般傾向を持ち、それによって各自治体間の最低賃金にも大きく開きがあるのです。そのため、各地域の地場企業を比較すると給与に開きが出て来ますので、同じ中小企業であっても長期的に待遇の差が現れてくるでしょう。

 

人間は生まれる地域を選べませんので、生まれた地域によって中小企業に就職することで発生するこのデメリットを実感しやすくなります。また、中小企業は特定の地域にしか営業拠点を持っていないことも多く、異なる土地からの就職をするならば長期的に故郷を離れなければならないなど、相対的に家庭との両立にも不便を来すケースも発生するのです。地域によっては働き口が少ないところもあり、中小企業の就職さえも達成できないこともあり得るでしょう。

03

3. 将来性から見て潜在力は中小企業がダントツ

企業としての将来性を見た場合、中小企業は明らかに大手企業よりも高い潜在力を有しています。なぜなら、大手企業も元々は中小企業から始まったのであり、今後の日本経済を考慮すると大手企業は成長の伸び白をほとんど持てないからです。ビジネスアイテムの多くを中小企業が世に送り出している現状においては、グローバルな経済において単独で売上を上げられる選択肢も中小には残されていますが、総合的に開発力の落ちている大手の将来性は近年の傾向を見ても悲観的に見る向きも少なくありません。

 

例えば、急増する大手企業によるM&Aなどはまさにそのような大手が置かれている状況を現すもので、企業価値においても中小企業は高いレベルを持っているところが多いのです。本物の【安定】とはきちんと良いモノやサービスを悪条件でも常に構築して提供できる企業しか達成できず、この部分は現在の日本において中小企業に達成されていることを日本人は再度認識しなければならないでしょう。

04

4. 自分に合った中小企業を選ぶ重要なポイント

それでも多くの方が疑問に感じているのが、どうやって将来性のある中小企業を選べば良いのかという点。そして、その最も大きなポイントとなるのが年齢制限のない企業です。企業の将来性は人材の確保以外に道はない、これはどの企業経営者も感じていることでしょう。

 

しかし、今まで長く新卒一括採用ばかりを重視してきた日本企業は慢性的に人材確保ができない弊害に陥っています。そんな中でも、年齢にこだわらないやる気のある人材を求める中小企業は何よりも長期的な企業発展を志す傾向にあるのです。日本の人口構造を見ても労働市場において10年後には20代や30代だけでなく、40代以降の人材でさえも確保が困難になることが予想されています。これを大きな危機と捉えている中小企業は多様な人材確保を積極的に進めるので、結果として企業経営者が描く将来性を実現しやすいのです。求人の検索時にはここを重要なポイントとして意識してください。

2017/12/25

ホワイト企業とは何なのか-その特徴、見つけ方-