1.理想と現実
自分の性格を語る人に対して、「イヤイヤ、アンタはそうじゃないだろ。」と思った経験をしたことが皆あるのではないでしょうか。ひょっとしたら自分自身のことを一番分かっていないのは自分かも知れません。私もその1人で、自分のことを柔軟性があり、対応力がある方だと思っていましたので、どんな会社に入っても上手く人と関わっていけるから大丈夫!と自信を持っていました。とある会社の面接では、独特の雰囲気、価値観(社風)に違和感を覚えたのですが、大きく勘違いしていた私は「問題なく馴染める。」と気に留めることなく入社しました。
ところが入社後、数ヵ月が経った頃からその社風についていくことができなくなり、結局2年ほどで退職。思い込んでいた自分の姿と、現実の自分が全く違っていた。自分を分かっていなかったが故の大失敗事例です。この失敗から「やりたいことを見つける前に、まずは自分自身を正しく理解すること。でなければ、自分に適した仕事を見つけることはできない。」ということを私は学びました。自分を知るための手法として、「ナゼ?どうして?」と自分の考えや思いに対して掘り下げていくことが効果的であると私は思います。
掘り下げていくことで気付かなかった自分の本音、本心が見えてくることも結構あります。加えて、親やアナタのことを真剣に考え、言い辛い、厳しいこともハッキリ言ってくれる信頼できる人にアナタをどう見ているのか聞いてみるのも良いでしょう。