1、個人がスキルアップを図り、働く場所を選べる
現在介護の現場で行われている取り組みを簡単に紹介しました。介護職の人手不足は、65歳以上の人口の増加などにより深刻な状態にあります。しかし、離職率が高いのも介護職の現状です。人手不足や離職率の高さを解消する為にも、これからも積極的に働き方を変えて行く必要があります。
まず、現在行われている取り組みが良い結果を生み、色々な施設で行われると良いでしょう。そして、介護職の賃金を各施設が上げる必要があります。介護士の給料は安いと言われています。各施設の事業所は、介護報酬(利用者への介護サービスの対価)を国から支払われていますが、介護報酬には上限があり支払われる額も多くない為、事業所は人件費を確保するのに苦労しています。
賃金を上げる為には、政府が保険料を上げて介護報酬を増やすか、各施設が介護サービスと平行して他の有料サービスで収入を増やす方法があります。前者は、政府によって決定される為、事業所の力ではどうにもならないところもあります。後者の有料サービスで利益を得る事が現実的にも望ましいです。具体的には、掃除や散歩など利用者が日常で介護サービス以外に望んでいる部分を有料で行い、利益を得ます。
介護職の働き方改革は、事業者や介護職員の努力でまだまだ見直せる部分は沢山あると思います。少しでも介護職員が働きやすいと感じる職場に改善される事を願っています。