1、政府の方針や政策に注目
政府だけでなく、事業所も人手不足の対策に取り組まなければなりません。離職防止や定着に向けて、介護職員が働きやすい環境を見直す必要があります。保育所を設置したり、介護ロボットの導入を検討したり、評価制度の見直しを図る取り組みを事業所も積極的に行う必要があります。
人手不足の解消の為の対策も重要ですが、これからの高齢化社会に向けて要介護者を増やさない様な努力も必要です。バランスのとれた食事をし、規則正しい生活を送り、適度な運動や外出を心掛け、健康でいる為の努力をしましょう。高齢の方を対象に介護予防の取り組みを各自治体が行っているので、積極的な参加を促し、国全体で予防に努める必要があります。
介護職の将来性について説明してきましたが、将来性があるかどうかは、現状では判断出来ない様に思います。増えていく要介護者に対する介護職の人手不足や低賃金など介護職の問題は山積みではありますが、IT化も進んでいき、介護ロボットなどが日常的に使用され、現在より明るい将来になる可能性も多いにあると思います。しかし、介護職の問題は、すぐに解決出来る程簡単なものではない為、時間が必要になります。
介護職への就職や転職を考えている方は、介護職の将来に不安を感じる部分もあるかもしれませんが、長い目で考え、是非期待を持って、就職や転職に挑んでほしいです。