1.今さら聞けないインターンシップ
前述の日本経済新聞の記事にも顕著に現れていますが、インターンに参加されるタイプの就活生は、就活への意識が高いから、まずはインターンにエントリーをします。そのような前向きな姿勢は、人を見極めるスペシャリストの人事ならば、すぐに見抜くことができます。だから早期に内定をいただく就活生が多いという結果に、結びついていると言えるのではないでしょうか。
ただ、特に出版に関しては、エントリーはしたもののインターンの希望が多く、参加ができなかったという就活生も、中にはいらっしゃることでしょう。もしこのように、いろいろな情報から可能な限り問い合わせをしたにも関わらず、インターンに参加ができなかった場合、出版社のみにエントリーするのではなく、例えば、広告や印刷業界など、少しでも業界の幅を広げてエントリーしてみるということも“一つの手”かもしれません。
冒頭でも述べましたが、私が学生の頃はインターンシップ自体、ありませんでした。なので、今の就活生は本当に恵まれていると思います。だからこそ、就活にも少し幅をもたせて、より広く業界をみたうえで比較検討をしてみるのも有益な方法ではないでしょうか。
これから何十年も続くであろう長い社会人人生を、大多数の方はわずか1年で決めてしまう現実。振り返れば本当に短い時間でした。「こんなに恵まれた環境を用意してもらえるのは今だけ!」という気持ちで、限られた時間を可能な限り、有効に使ってください。