就活コラム

就活したくない人のための他の選択肢

2018/02/04

Column

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1.就職しなくとも仕事はしよう

まず、はっきりと言いたいことは、就活はしなくてもいいけど、なんらかの仕事はするべき、ということです。いろいろな選択肢の中には、もちろん就職しない。ということだって入りますが、せっかく若くて吸収する能力が高い時期に、むざむざとなにもしない、なんていうことはもったいなさすぎると思うからです。

 

もちろん、会社員になれといっているわけではありません。仕事というのは実にいろいろこの世の中に存在しています。就活が嫌なのは、仕事がしたくないから?そこを自分で検証する必要もありますが、たぶんそういうことではないのだと思います。よくよく自分の深層心理とでもいうものを覗いてみれば、案外誰しも誰かの役に立ちたいと思っているのではないでしょうか。

 

記者が確信をもってこう言えるのは、かつて記者自身もニートの時期があったからなのです。ニートは自由なようでいて、経済的に自立していないし、実はとても不自由なのです。また世の中から必要とされていないと思うことは本当に孤独です。

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2.フリーターという選択

では、どんな選択肢があるのか。まず、フリーターという選択。フリーターでさまざまな仕事に関わりながら、自分にあった仕事を探す。そのつもりはなくとも、自然な流れでその仕事を一生の仕事にする方もいるでしょう。

 

アルバイトの中には農業など第一次産業もあります。日本は狭いようでいて広いですから、自分の育った環境とまったく違うところで働くという選択もあります。それには農業や、旅館などのサービス業などが考えられます。日本にとどまらず、世界で働く、というのもいい経験になると思います。農業であれば言葉がそれほど堪能でなくとも需要はあるでしょう。若いうちは思い切ったことができる時期ですから、発想を変えてみましょう。

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3.起業してみる

起業という選択肢もあります。起業というと、ベンチャー起業など、すごいことをしなければならないと思うかもしれませんが、自分が生活していけるだけの稼ぎがあれば事足りる、という程度の目標であれば簡単に起業できます。日本は8人にひとりが社長なのだそうです。相当な数の社長が存在するということですね。たとえば、古本屋の店主だってカフェの店長だって社長なのです。

 

自分の本当にしたいことをそれこそ熟考しそれにチャレンジしても、若いのですからいいのではないでしょうか。資金繰りですが、今は自治体がサポートしてくれるところもありますし、そういう地域を調べてそこで起業するということもできるでしょう。

 

また、アーティストだって言うなれば社長です。アーティストというのもハードルが高いように思うかもしれませんが、フラワーアレンジメントや帽子職人だってアーティストのくくりです。誰も思いつかなかったような、新たなアートをあなたが考えてもいいでしょう。アーティストも調べてみると、いろいろ奨学金制度があったりします。それこそ世界規模で考えれば、アーティストとして活動していくことは案外夢ではないかもしれません。

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4.弟子になる

弟子になる。という選択もあります。これは限りなく就活に近いですが、陶芸家などのクラフト系、変わったところでは落語家など、伝統文化系の門戸を叩いてみる、という手もあります。師匠にお願いし、ことによったら親にも頭を下げてもらったりと、就活よりも実は大変かもしれません。これは生半可な覚悟ではできないことですが、クラフト系、伝統文化系は縦社会ががっちりとある分、下積み時代を耐え抜く気力があれば年功序列がしっかり生きているので、それなりの立場はほぼ確保できるといっても過言ではありません。

 

しかし、その下積み時代が壮絶なので、それに耐えることができれば、という注付きです。
これは若いうちしかできないことのトップに入ると思いますが、一生をかけてもいい、と思えるようなものに出会ったなら是非チャレンジしてほしいと思います。もし挫折するようなことになっても、その時期頑張ったという事実は後々まで、あなたを支えるでしょう。

 

いかがでしょうか。就活をしなくとも、実はいろいろ仕事というものは存在するので、『就活をしない=ニートになる。』という図式は案外、イコールでもないのです。就活したくない方にアドバイスしておきたいのは、一、二年で人生は決まらない、ということです。自分の人生の展望を考えるくらいの時間はたっぷりあります。しかし考えすぎてニートになってしまっては本末転倒。まずは今いちばん心が動くことをしてみる。その後のことは時間が決めてくれるでしょう。

2018/02/03

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