就活コラム

内定取り消しは実際にありえる話ーその理由とはー

2018/01/20

Column

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1.内定取り消しは実際にある話

頑張ってきた就職活動が実り、「内定」をもらって一安心。残りの学生生活をどう楽しむかウキウキしていた矢先に内定先から連絡が…。それは、内定を取り消しにするという考えてもみなかった内容…。そんな経験をしてしまった人も残念ながら実際にいます。そもそも、「内定」はそんな簡単に取り消せるのでしょうか?答えはNOなんです。

 

理由を簡単にまとめると、職業安定法に定められている法律で企業が内定を取り消す場合はやむを得ない理由がある場合に限られるのです。だから簡単には内定は取り消されることはありません。しかし、実際に内定が取り消しとなった事例もあります。その中には、正当な理由と不当な理由があります。もし、あなたが内定を取り消しと言われたら理由が正当か不当かよく見極めて対処していく必要があります。

 

それでは、内定が取り消しになる場合の理由や対処方法を詳しく見ていきましょう。

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2.自己責任で内定取り消しになる理由場合

それでは、内定が取り消されるような理由とはどんなことがあるのでしょうか。

 

・履歴書などに嘘があった場合
・期日までに入社に必要な書類を提出しない場合
・内定後に健康状態を著しく害した場合
・犯罪を犯した場合
・学校を卒業できなかった場合
・明らかに素行が悪い場合

特に学校を卒業できないという理由は内定取り消し理由でも一番多い事例です。内定が決まったからと学生生活が疎かにならないように気を付けましょう。

 

また、改善の見込みのない素行不良の場合も内定取り消しになります。研修や説明会に理由なく遅刻したり無断欠席をするなどする場合、入社してからも同じような態度になると判断され内定が取り消されることがあります。また、最近ではSNSで悪質な言動や行動をUPするなどしたことが企業に伝わり、内定が取り消しになるという事態に発展したケースもあります。

 

このように自己責任から内定取り消しになる場合もあります。また、やむ得ない事情の中には企業側による理由がある場合もあります。たとえば、不況による会社の経営状態の悪化で採用予定者を受け入れられない場合です。この場合は、企業側も苦渋の決断により内定取り消しの連絡をしているでしょう。

 

内定を取り消しになることはショックですが、たとえ就職したとしても企業が破綻してしまっては意味がありません。残念ですが、気持ちを切り替えて再度就活に望みましょう。

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3.不当な内定取り消し理由と対処方法

先では、自己責任や、やむを得ない理由による内定取り消しでしたが、企業によっては不当な理由で内定を取り消すという連絡をしてくる場合があります。本当はこういうことはあってはならないのですが、実際に少数ながらありえることなので自分が該当してしまった場合は、毅然と対処するようにしましょう。例えば、「他に内定者が出たから内定を取り消す」「採用予定人数より内定確定者が多かった」など会社側の一方的な理由による内定の取り消しは不当です。

 

このような場合は、法律相談所に相談して損害賠償を求めることも、内定取り消しを取り消すということも可能です。内定の取り消しが不当だと感じたら毅然とした態度で臨みましょう。そして、法的に争う場合には証拠が必要となります。企業からの内定通知書や研修のお知らせなど、内定が決まっていたとわかるデータはきちんと残しておくようにしましょう。

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4.まとめ

いかがでしたか?せっかくもらった内定も場合によっては取り消しとなることがあります。自己責任による内定取り消しは、自己管理をきちんとしていれば防ぐことが可能です。残り少ない学生生活は、楽しみながら自己管理もきちんと行っていきましょうね。また、不当な理由で内定が取り消しになってしまった場合は、本当にショックだと思います。内定取り消しの無効を申し出ることも可能なので毅然とした態度で挑みましょう。しかし、こうした企業では就職してからも理不尽なことが起こるかもしれません。

 

気持ちを切り替えて新しい就職先を見つけることも、自分にとって良い結果となるかもしれません。どうすることが自分にとって一番いい方法かしっかり考えてみましょう。トラブルが起きてしまったら、一人で悩まず学校の就職課にも相談してみましょう。

2018/01/19

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