1.新卒でも海外就職のチャンスは十分にある
それでも、新卒者が持つ【ゼロの状態】は海外就職において理想的なコンディションであるとも言えます。日本人として国内で数々の経験をしてきた方は業務上のニーズが高い反面、それまでの固定観念を拭い切れないこともあって海外の職場における自分の存在価値を見失うケースもあるのです。海外での就職は現地の価値観の理解を深めなければ業務がスムーズに行かない場合もあり、特に社会人経験者は苦労する部分でしょう。
一方で新卒者になるとゼロの状態で現地の価値観を把握できることに優れ、このことはむしろ現地での業務遂行に好影響を与えてくれます。これは、いわゆる若い方が持つ柔軟性の高さとも言い換えられますが、新卒者はとりわけこの能力が高いもので現地の生活にも馴染みやすいでしょう。ゼロからのスタートが海外では大きなチャンスにもなる、これをあらかじめ理解できているとすんなりと海外就職の決断も下しやすくなるはずです。