就活コラム

先輩に印象の良いOB訪問のやり方とは

2018/02/28

Column

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1.アポイントメントの取り方

アポイントメントの取り方について考えましょう。連絡手段としてメールや電話があり、OB訪問を考えている人は、その連絡先を既に持っていることもあると思います。メールのアドレスがわかっているときは、まず、メールで連絡を取るほうが先方の時間に邪魔せずにすむので、メールでアポイントメントを取りましょう。

 

先輩達は社会人ですので当然休日以外は仕事中ですから、突然の電話での連絡は避けた方がいいでしょう。もし、相手から電話で連絡してほしいと直接伝えてもらっている場合以外は、メールで連絡をすることが多くの場合にあてはまる社会人のマナーのひとつです。

 

メールでアポイントメントをとるときに、件名や文章自体をどのように書けばいいのか分からない人もいるかと思いますので次の項目を参考にしてみてください。

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2.OB訪問を依頼するときのメールのマナー1

最初に「件名」を具体的に記載するようにしてください。今回はOB訪問のお願いが内容ですので、件名は「OB訪問のお願い」とします。その際に件名に(大学・学部・名前)をあわせて記載しても丁寧ですね。次に先方の宛名ですが決して省略して書かないでください。株式会社○○など正式名称で記載し、部署名とわかっている場合は先方の役職、最後に名前を記載します。この時、前株、後株の書き間違いや先輩の名前の変換間違いに気をつけてください。

 

本文の冒頭は「初めてメールをお送りいたします」や「突然のメールで失礼いたします」など一文を添え、その後に自分自身の名乗りを行ってください。大学・学部・学科・名前を記載します。この後にどうやって先輩OBの連絡先を入手したのかについても記載しましょう。誰かから紹介してもらったのか大学からの紹介なのかを記入しておかなければ、メールを受け取った相手は自分のメールアドレスが流出しているのではないかなど不要な心配をしてしまいます。突然メールを受け取る先輩OBの気持ちを考えて書いていきましょう。

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3.OB訪問を依頼するときのメールのマナー2

上記の文面の後に要件を完結にまとめて書きましょう。意気込みなどの細かいことは文章の後にまわして最初のブロックに「OB訪問のお願い」を書きます。具体的な文章としては「大変お忙しい中、恐縮なのですが」などから文章をスタートさせます。そして「○○様にOB訪問をさせていただきたく」と続けます。この後に自分自身がOB訪問させてほしい希望やその経緯を伝えます。○○業界に興味があることや希望している理由などを完結にまとめるとよいでしょう。

 

日程の調整については、基本的にはお願いしている自分が先輩OBの予定にできる限り合わせることが基本です。「ご都合のつく日程を教えていただけないでしょうか」等、先方の都合を確認してください。この時に、自分がどうしても都合の悪い日はあらかじめこの段階で伝えましょう。先輩OBから希望の日時を返信してもらってから、その日は都合が悪いということはマナー違反です。

 

文章の最後で、改めてお願いの一文を記載して締めましょう。「お忙しい中、恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。」などの定型文を使っても問題ありません。この一文があることでより丁寧な文章となります。これらの文章を記載し終えたら最後に署名を記入することを忘れないようにしてください。「大学・学部」、「名前」、「電話番号」、「メールアドレス」を漏れなく記入してください。

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4.まとめ

OB訪問のお願いメールは、社会人としてのメールのマナーを身につける最初の段階です。入社後は、その企業の方針に沿ったメールのフォーマットがありますが、今回ご紹介したものはごく一般的な社会人のマナーの沿った形式です。形式だけでなく、誤字脱字などの確認もしっかり行いましょう。送信先のアドレスに先方のアドレスを入力するのは一番最後にしてください。間違って送信してしまうミスを防ぐことができます。

 

忙しい中で時間を作ってもらうということを考えてアポイントメントを取るようにすると悪い印象を持たれることはあまりありません。先輩OBはスケジュール調整をして時間を作っているので、その時間でいいのかどうかを早く確定させたいと思っていることを考えて、メールを送った後に返信が来た場合はできる限り早く返事を送りましょう。メールではなく電話で返事をくれる先輩OBも中にはいます。先輩OBへ訪問のお願いメールを送った後は知らない番号からでも丁寧に電話にでるようにしておくと安心ですね。

2018/02/27

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