就活コラム

面接で手応えなしの時の対処法

2018/03/09

Column

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1.「面接が短時間=不採用」ではない

あまりにも短い面接は手応えなしと言われることが多いですし、自分自身もそう感じることが多いですよね。けれども、短時間の面接でも受かっているケースはあります。それは、多くの質問をしなくても企業側である程度まで通過させようと、エントリー内容などから判断している場合です。そのための確認の意味合いでの面接は、短時間の面接になる傾向があります。「面接時間が短かったから手応えなし」と感じている場合でも、面接に受かっていることもありますので諦めてあれこれと悩んだり、どんどん次の面接スケジュールをうめていくのは控えましょう。1次面接など、面接の採用担当者が膨大な人数の学生を面接するときも、面接は短くなりがちです。

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2.面接官が黙り込んでしまうときの対処法

では、どのような面接が「手応えなし面接」なのでしょうか。まず、上記のように「確認の意味合いの面接」で短時間で終わる場合でも、自己PRや学生時代に力を入れたことは詳しく掘り下げられることが多いので、ここも詳しく尋ねられない場合は「手応えなし面接」といえるかもしれません。

 

面接の最中に面接官が黙り込んでしまう場合も「手応えなし面接」として挙げられます。面接官も人間ですので、発言が長すぎる学生に対して退屈に思ったり無関心になったりしてしまいます。特に大企業を受ける際は、採用担当者は相当数の面接をこなさなければいけないことを忘れずに簡潔に話しましょう。目安として、90秒以内に話をまとめます。それ以上話し過ぎると、面接官が話しが長いと感じて興味を持たなくなると言われています。

 

話が長くなりやすい人は、90秒以内に話をまとめる訓練をしてみましょう。90秒は文字数にすると400文字から600文字程度です。話題はその文字数におさめる訓練で手応えなしの面接を繰り返さずにすみます。あらかじめ文字数を把握するために事前に原稿を作成してどのくらいのボリュームなのか確認しておくことも方法のひとつです。

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3.「盛り上がった=通過」ではない!

面接で盛り上がり、採用担当者とも和やかに楽しくコミュニケーションをとれたからきっと大丈夫!と思っていたのに不採用という人は少なくありません。盛り上がった面接も「手応えなし」になることがあることも知っておきましょう。まず、「盛り上がる」はあくまでも自分がそう思っているだけです。相手も楽しいかどうかはわかりませんし、希望職種に「会話の楽しさ」が必要なければ「話しすぎる」ことがマイナスになることもあります。「手短に」、「簡潔に」、まとめて必要以上に話さない人物を求めている企業や職種も当然あります。

 

通過しているかどうかで、気にかけておくことは「不必要なことまで話していないかどうか」です。充実した要素のみで成立しているコミュニケーションと楽しいおしゃべりは違います。面接官は「人と話し、その人物を見極める」ことを仕事として行っています。ただ楽しい人、仕事能力は高そうだけれど口が軽そうな人を、採用側はどう思うかということも考えて、面接の際の受け答えを考えましょう。相手の意図を捉え、簡潔に話すことが大切です。

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4.まとめ

面接の最中に手応えを感じられないこともあると思います。落ちたと思ってしまう瞬間もありますよね。けれども、面接終了時間までは挽回するチャンスがありますので、最後まで諦めずに油断せず終えることが大切です。不必要に話が長くなっていないのかということや、まとまりがなくなっていないのかに気をつけましょう。

 

面接の後は、手応えがあるなしに関係なく、やるべきことをいつもどおりすすめていくことが、面接の後の過ごし方としておすすめです。手応えを感じられないときでも、それは自分自身の主観ですので、激しく落ち込むことはありません。ただ、反省する点があるときは、その日のうちに面接の内容を記録しておきましょう。就活の始まりから終わりまで、基本的に全て記録していくことが重要です。そのプロセスで見えてくる自分の癖に気をつけられるようになると面接も通過しやすくなり、結果として手応えなしだと感じることも減ります。また感じたとしても通過している可能性が高まります。

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