1.本当に人間の仕事はなくなるのか?
冒頭でも述べたように、手作業が機械化されていっても、手作りを求める人はいますし、手作りをすること自体が好きな人も消えないでしょう。接客業も、対面型の暖かいサービスというのは人間が人間である限り需要はなくならないと思います。消えていくとされている仕事でも、本人の意欲があれば自ずとスキルは上がっていくでしょうし、AIではできない発想で顧客を喜ばせることができるでしょう。個々の専門性が今後は重要になっていくと考えられます。
とうことは、なにも考えなくとも、職場に行ってルーティンをこなせば給料がもらえるという、ある意味、楽だった時代は終焉をむかえるということかもしれません。であれば、自分の好きなこと、得意なことでしのぎを削り、仕事にした方が今後のためでしょう。
AIにより、多くの仕事の人間の需要が減ることは確かですが、それをきっかけに、自分の得意なこと、好きなことを人間が真剣に考えるようになる、というのは喜ばしいことではないでしょうか。そして人間に余力ができることで、世の中をよくしていくアイデアが今後また生まれるかもしれないのです。