就活コラム

内定後の連絡の入れ方(辞退、お礼など)

2018/03/29

Column

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1.内定後企業に対する連絡の重要性

まず、企業からの内定通知後にいかに積極的に連絡を入れるべきか、この点について多くの新卒者はその重要性をあまり認識していないようです。内定後における企業への連絡は内定者からの入社に対する重要な意思表示に相当するため、企業の人事担当者としてみれば内定者が想像する以上に重要視しています。

 

企業からせっかく内定が出ても連絡をしないようでは、企業担当者の心象にも影響しますし、言ってみればこの段階から社会人としての心得を持っている必要があるでしょう。いくら新卒者側の売り手市場だと言っても、雇用主との関係は今も昔も変わりません。そのため、内定に対する感謝の気持ちは確実に進めておかなければならないのは理解しておいてください。

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2.連絡は早ければ早いほど良いの?

さて、内定後の企業への連絡ですが、やはり早かれば早いほど良いのでしょうか?

 

基本的に企業からの内定に関する通知は電話で来る場合も多く、そして必ず書類が別に送付されて来ます。企業によっては電話が来ない場合もありますが、人材確保の観点から企業は電話での通知を重視しているのは言うまでもありません。そのため、内定後の連絡は基本的に早ければ早いほど良いのは当然で、企業担当者も早めの連絡を心待ちにしています。

 

もちろん、書面で送られてくる内定通知には内定に対する返事の期限が記されていることもありますのでその期間内に連絡すれば本来問題ない訳ですが、できるだけ早い連絡を徹底するのがお礼を伝えると言う意味では無難なやり方です。また、内定通知が多いと本命以外の企業側に対しては敢えて連絡をせずに返事催促を待つ方さえいらっしゃるようですが、連絡に消極的な態度を取ることだけは絶対に避けるようにしましょう。

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3.入社辞退の連絡は合理的理由にて

新卒者にとって企業からの内定通知後に最も頭を悩ませるのは、入社辞退の連絡をすることかもしれません。企業の人事担当者も人間ですので、毎年のことだと分かってはいても良くない知らせは極力受けたくないものです。

 

そのため、入社辞退の連絡をいかにスムーズに進めるかを考えるべきですが、基本的には辞退がやむを得ないと思わせるような合理的な理由を以て連絡をしましょう。オーソドックスな理由づけとしては【他の企業からの内定了承】、他県の企業に関しては【地元の企業からの内定を了承】などがベストと言えます。より丁重にお断りする意思を伝えるのであれば、電話連絡以外に書面にてご縁がなかったことを伝えてください。

 

そして、気になる入社辞退の連絡するタイミングですが、やはり早めのタイミングをおすすめいたします。辞退の連絡は内定に了承する連絡よりも早めが望ましく、企業側も確保できなかった人材に対してすぐに補充対策を打たなければならないからです。

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4.一度連絡して再回答する選択肢も

新卒者によっては内定を相当数いただく場合もあり、ご本人にしてみれば嬉しい悲鳴でしょう。しかし、このようなケースにてよく起こりがちなのが、入社する企業をこの段階で絞り切れないという点にあります。内定が少ない学生から見ると贅沢な悩みですが、実際に起こり得るのから仕方ありません。

 

このようなケースの中で限られた期間にて連絡をする場合、どうやって効率的に進めれば良いのでしょうか?結論を言えば、一度連絡して返事をしないという方法があります。つまり、企業の人事担当者にもう少し時間をくださいと明確に話すことで、考慮する時間を確保ながらも内定をいただいた企業に対して最終的に返事をする時間を稼ぐのです。

 

実際上、新卒後の入社はご家族を巻き込む人生の一大事ですので、就職先を一人では決められないことも多々あります。そのため、どうしても内定後に企業を絞りこめない場合は徹底的にこの方法を活用してください。

2018/03/28

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