さて、それでは、実際に部門責任者に昇進するためには日々の業務でどのようなことを心掛けるべきなのか、お話します。
【1】部門全体・会社全体の数字に関心を持つ
ビジネスは、いくら利益を出したのかが最も大事な指標となります。そのため、部門や会社ではどのくらいの売上・利益・粗利率があるのか、前月・前年と比べてどうなのかなど、大きな視野で数字を把握することが大事です。特に営業マンだと個人の数字を気にしがちですが、部門や会社としての数字を把握することで、自社の得意分野・苦手分野が分析でき、自身の営業にも活かすことができます。
【2】その業務のプロになる
チームをマネジメントするうえで、自身の部門の業務について知識や経験が薄っぺらでは話になりません。まずは自分自身が、業務についてのプロフェッショナルになることが大事です。そのためには、既存のやり方だけでなく新しいことにチャレンジして検証することも必要ですし、毎日なにか一つでも学んで、成長していくという気合で日々の業務にあたりましょう。経験を積むことで、部内の重大な決定の際にも、自身を持って意思決定をすることができるようになるでしょう。
【3】人を見る目を養う
部門責任者として最も大事な、メンバーのマネジメント。チームが大きくなるということは、さまざまな個性の人材が集まるということでもあります。接し方や指導方法を変えたり、個々にとって最大限の成果を発揮できる環境作りをしたりします。そのために、さまざまな人と接点を持ち、人を見る目を養ってください。部門の隔たりなく、他の部署の方とコミュニケーションをとることも有効です。