就活コラム

せっかく働くなら部門責任者として活躍したい!

2018/04/05

Column

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1.社内での部門責任者の役目とは?

部門責任者は優れたリーダーシップとマネジメント力で、部門も会社も引っ張っていきます。経営者はなかなか現場を見る機会がないので、現場の課題を把握せずに無理難題を押し付けてくることもあるでしょう。そんなとき、部門責任者は非常に重要になります。部門の経営を担う存在として、どのような意思決定を下すのか。そして、メンバーがその意思決定に付いてきてくれるのか。部門として重大な決断に迫られた時こそ、日々のマネジメントによって培われた力が発揮されます。

 

管理職向けセミナーやマネジメント力アップ研修など、さまざまな人材育成プログラムもあります。そのような学びの場も活かし、自身をレベルアップさせていってほしいと思います。

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2.部門責任者になるための心構え

経営者層と現場に板挟みになりながらも、自身の部門の舵を取っていく部門責任者。実際に部門責任者になったら、会社の方針と現場の意見が食い違い、部としての意思決定が出しにくい状況になることもあります。そんなときに大事にしてほしいのが「自分自身の軸」です。自分のなかで、ぶれない判断基準の軸があることは、重要な決断の際に大きな効力を発揮します。「昨日と今日で言っていることが違う」なんて上司だと、部内のメンバーからの信頼も得ることができませんよね。

 

また、目標設定をメンバーと一緒に行うようにしましょう。部門内の目標設定はもちろんのこと、メンバーひとりひとりの目標も設定しましょう。メンバーと一緒に目標を定めることで、その後の意思決定の際に部内の同調を得やすくなりますし、個々がどのようなことを課題に考えているのかも把握することができます。目標設定をするだけでなく、しっかりとPDCAもメンバーと一緒に行うことが大事です。

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3.部門責任者になったら

さて、それでは、実際に部門責任者に昇進するためには日々の業務でどのようなことを心掛けるべきなのか、お話します。

 

【1】部門全体・会社全体の数字に関心を持つ

ビジネスは、いくら利益を出したのかが最も大事な指標となります。そのため、部門や会社ではどのくらいの売上・利益・粗利率があるのか、前月・前年と比べてどうなのかなど、大きな視野で数字を把握することが大事です。特に営業マンだと個人の数字を気にしがちですが、部門や会社としての数字を把握することで、自社の得意分野・苦手分野が分析でき、自身の営業にも活かすことができます。

 

【2】その業務のプロになる

チームをマネジメントするうえで、自身の部門の業務について知識や経験が薄っぺらでは話になりません。まずは自分自身が、業務についてのプロフェッショナルになることが大事です。そのためには、既存のやり方だけでなく新しいことにチャレンジして検証することも必要ですし、毎日なにか一つでも学んで、成長していくという気合で日々の業務にあたりましょう。経験を積むことで、部内の重大な決定の際にも、自身を持って意思決定をすることができるようになるでしょう。

 

【3】人を見る目を養う

部門責任者として最も大事な、メンバーのマネジメント。チームが大きくなるということは、さまざまな個性の人材が集まるということでもあります。接し方や指導方法を変えたり、個々にとって最大限の成果を発揮できる環境作りをしたりします。そのために、さまざまな人と接点を持ち、人を見る目を養ってください。部門の隔たりなく、他の部署の方とコミュニケーションをとることも有効です。

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4.部門責任者として力を発揮する

部門責任者とは、会社の各部署・部門の意思決定や指示命令を行う責任者のことです。一般的に“部長”や“マネージャー”などの肩書きの方のことを指します。会社におけるその部門の責任を負うことから『部門責任者=部門経営者』と呼ばれることもあります。

 

また、部内のメンバーと、取締役などの経営者層に挟まれる立ち位置でもあります。現場の意見を経営者層に伝達できる立場であり、経営者層の方針を部内に伝達できる立場です。現場と経営陣でビジョンや方針の乖離が生まれてしまったときの補正役も担っているのです。

 

そして、最も大事なのは、部内の人材や組織のマネジメント。個々のモチベーションアップを図り、チームとして最大の力を発揮できるように、一人一人はもちろんチーム自体も育成しています。

2018/04/04

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