1.まず小売業界でなにをしたいのか明確にしよう
小売企業では売上金額を常に意識するようになります。売上が伸びれば嬉しいですが、落ち込めば叱責を受けることもあります。お客様とのやり取りが魅力な一方、お客様に直接販売を行うため売れ行きがつぶさにわかり、数字が頭を過って焦るというようなシビアな世界です。また重く大量の商品を日常的に扱うため、ぎっくり腰になる方もいますし、販売だと一日立ちっぱなしのため足がぱんぱんになるのが日常茶飯事だったりと、実は体力がものを言う業界でもあります。
どんな仕事にもプラスの面、マイナスの面があります。小売業においても当然そうです。けれどそのマイナス面を意識した上で飛び込まないと、こんなはずじゃなかったと嘆く結果になりかねません。ですから辛い部分もきちんと頭の中に置いて就職活動に臨むべきだと私は思います。面接の場でそういったマイナス要素に絡む質問をされても、知っていれば覚悟もできますからね。
近年、通販事業が好調で小売業が押されている傾向があります。しかし、お客様と向き合い、細かなニーズを見極めて満足を生み出すことができるのは、小売業の最大の魅力です。そんな小売業に飛び込むためになにをすべきか、それは小売業というものがどんなものなのか、自分なりに把握し、自分がなにをしたいのかを明確にすることが一番大切なのだと私は思います。厳しい部分もありますが、やりがいのある業界です。頑張ってくださいね。