就活コラム

社長面接を乗り越える4つのポイント

2018/05/01

Column

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1.会社の雰囲気を理解することから始める

●自社の本当の良さは社長でも意外に知らない

さて、社長面接において意外に効果のある最後のポイントとして、会社の良さを異なる視点で示してみることです。社長自身はそれまで会社が発展を遂げてきた中において、世間的に見た客観的な会社の良さは自覚しています。しかし、将来的にどう会社が発展していくかという視点で考えた場合、自社の潜在的な良さを認識している社長はかなり少ないのが現状です。面接に来る入社希望者はむしろその良さを知っている可能性も高く、それは現時点で社内にいないからこそ可能と言えます。社長面接の前に、入社希望する企業自身も気付かない良さをここで分析してみてください。

 

●入社して会社の良さをより引き出す役割に

また、ここで気になるのが会社の見えない良さをどうやって引き出すかという部分、社長面接ではこれを自分のキャリアに絡めて述べてみてはいかがですか?入社希望の動機は必ず訊かれますし、そこで目からウロコが落ちるような会社の良さの提示は常にできます。しかし、重要なのは自身の入社でそれをどう開眼させられるかにあり、それが自身のキャリアアップとリンクできれば面接時の印象がかなり良くなるでしょう。もちろん、会社の実際の業務内容を吟味した上で、具体的にどのように自分のスキルを役立たせるかを示すことが必要不可欠です。

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2.企業発展の方向性を十分に見極める

●会社の社是や指針などは経営者を理解するヒント

社長面接をクリアする上で基本的に注意するポイントの1つに、社長がどんな雰囲気の会社作りを目指しているのかという部分があります。面接時には社長も入社希望者が自社への理解をどれほど進めてくれているのかは興味があり、事前に会社への客観的な理解を深めることが求められるのです。一見難しいことのように見えますが実はそんなことはなく、会社の公式サイトなどに載っている社是や指針などを見れば経営者への理解と共に経営者が目指す職場の姿も見通せます。社長面接に進むほどの方ですのでこの点は基本的に押さえているはずですが、決して忘れないでください。

 

●会社が自分に合っているかという初期判断に役立つ

また、会社ひいては社長を始めとする経営陣への理解を事前に進めることは、社長面接にとって役立つだけでなくその会社に自分が合っているかという判断にも役立ちます。現在、学生側にて入社希望する企業タイプと、実際に面接を受けたい企業との隔たりが大きく目立つ傾向あるのも事実です。このことは、入社後本当に短期間で退職してしまう新入社員が多くなる原因となり、言ってみれば面接を受ける時間でさえも無駄になってしまうでしょう。最終面接に役立つことはまず置いておき、企業との相性を初期で判断するためにも会社への総合的な理解は事前に進めてください。

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3.具体的にどの部門での活躍を望むか?

●社長は社員に長く働いてもらいたいのが本音

企業トップである社長の立場からすると、今のご時世では社員に何を望むのでしょうか?それはただ一つ、できるだけ長く勤務してもらいたいという思いです。これは社長面接時において、社長自身が各入社希望者を確認したいほど重要視する本音と言えます。それでも、社長は一般的に長く働いてくれる入社希望者をどうやって判断するかと言うと、現時点で目の前にいる面接者を社内で生かせる体制があるか否かという思考を働かせているのです。面接時における数々の質問によって能力はもちろんキャリアの方向性までを確認し、既存の職場で長期的に働ける人材かをチェックしているでしょう。

 

●自分の能力と実際業務との事前の擦り合わせ

社長がこのような考えで面接に臨んでいることを知るのはとても重要で、面接を受ける側にも十分に準備できることがあります。それは自身の能力と企業の実際業務の擦り合わせであり、自分の力をきちんと発揮できるかどうかの自己判断なのです。シンプルに言えば、単に優秀で管理スキルがある方が必ずしも採用されるとは限らず、入社しても希望するスキルアップが果たされないこともあり得ます。企業の発展とキャリアップが一致していれば、社長面接対策も自ずと立てやすいでしょう。

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4.企業としての良さを先方に再認識させる

●自分が活躍できる青写真をしっかり提示する

多くの社長が面接者に訊いてくる質問の1つに、【どの部門で仕事がしたい】というものがあります。これは実に適切な質問で、面接者の組織への理解度を把握すると共に、入社後のキャリアプランをヒアリングすることができるからです。入社希望する会社が具体的にどんな製品やサービスを扱っていてどう生まれているかについてきちんと把握できている方は、自身のスキルを使ってどの部門にてどう活躍できるかの青写真も描きやすくなります。このような方はその提示にもブレがなく、最終的に面接時における社長の共感を得やすくなるでしょう。

 

●現場におけるスタッフとのコミュニケーション

しかし、この具体的な部門におけるキャリアプランの提示には注意すべきこともあり、それが既存の部門にてどう振る舞えるかについても面接時にヒアリングも同時に進められる点にあります。つまり、職場は1つのスタッフで成り立っている訳ではなく、複数のスタッフの協力によって業務目的が達成されていくからです。現状の人材との共生はしやすいか、コミュニケーションは大丈夫か、この点は面接時における社長とのコミュニケーションから判断されていきます。そのため、面接時の別の質問における受け答えにおいても、適切なコミュニケーションが取れるのが望ましいのです。

2018/04/30

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