就活コラム

面接官は敵?味方?面接官の立ち位置

2018/05/28

Column

01

1面接官の仕事

面接官をしている方は、主に人事の方が面接官をしています。

人事とは、採用・教育・評価など従業員と直接かかわる仕事をおこないます。 人材を適切な場所に配置するために、人事異動の決定をおこないます。

例えば、新人の配属先の検討では、学生時代の活動などを参考にし、個人の性格や特性などを見極め、適切な部署へ配属します。

その中で面接官という仕事も含まれています。 その為、面接官は履歴書・面接で、その人が、弊社に合っているか。社員と上手くコミュニケーションをとることが出来るかなどを見極め、採用を決定しています。

見た目が良いと面接に受かりやすいというのは、第一印象が良いと他の社員と仲良くしやすいという部分を見ているからです。 面接官と仲良く慣れたのに、不合格だったという事もありますが、その場合は人材としては良いのですが、仕事が向いているか否かの判断に引っ掛かってしまうこともあります。

面接官の仕事を適当にしてしまうと、仕事内容に合わない人や、すぐに辞めてしまう人などを雇ってしまう事になります。 すると、その年の人材を確保することが出来ず、会社内で人員が足りず会社の運営が危うくなります。

02

2面接官はどんな面接をしたいのか

面接官は、その人本来の性格・特性を見ることが出来る面接をしたいのです。

緊張で固まってしまっていると、その人本来のものが何一つわかりません。 面接で緊張させない面接官が、上手な面接官といえます。

わざと、緊張や圧迫面接で、その人の性格を判断する面接官もいます。 ですが、緊張していては誰でも上手に話せませんし、圧迫されれば、委縮するか反発するかしかありません。 その反発を求めている企業だとしても、圧迫面接は応募者に良いイメージを与えません。

例え、良い人材に出会えたとしても、内定断りの連絡をもらっては元も子もありません。 しかし、面接官も面接をすることが仕事なのです。

圧迫面接をすると社内で決定すれば、面接官は圧迫面接をします。 面接官は良い人材を見つけたいという思いで面接をしています。その思いはどの企業も同じです。

03

3面接官は敵?味方?

面接官は敵ではありません。面接官は仕事をしているのです。

例えば、レジ打ちのアルバイトをしている時、消費者の敵か?味方か?と聞かれたら困ってしまいませんか?

面接官は、良い人材を見つけることを仕事としています。 根掘り葉掘り面接で聞いて、あら捜しされているような気持になる面接もあるかもしれません。

それは、少しでも良い人材を探し出すために面接官も必死になっているのです。 緊張しているのは、応募者だけではないかもしれません。 面接官は、良い人材を見つけたいという思いがあるので、決して面接官の質問は応募者を攻撃しているわけではありません。

面接では、面接官は『良い人材を見つけたい』応募者は『良い企業に入りたい』という思いあります。 面接官と応募者の思いは似ています。そう考えると、面接官は敵というよりも味方に近いものです。

04

4まとめ

面接官と応募者と聞くと、面接官のほうが優位の立ち位置に感じます。

面接官が合否をつけ、応募者は合否を言われる下の位置と思うかもしれません。

しかし、合否をつけているのは応募者も変わりありません。 応募者は、ホームページや説明会で企業を確認し、履歴書を書き応募します。 そして面接をします。そこで初めて応募した企業の社員の方とお話することが出来ます。

調べたことだけでは分からないことが、面接官に会いどのような面接を受けるかによって企業の印象が決まるのです。

面接官も応募者も対等の立ち位置です。 敵でも味方でもなく、面接官も仕事をしているだけなのです。 応募者は面接官の視線に気負わず、自分の思いをしっかりと企業を見極めてください。

2018/05/21

「やりたい仕事」だけで選ぶと就職から遠のく?