就活コラム

リクルーターとは何なのか

2018/06/04

Column

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1.入社志望者を獲得する営業の役割1.

「リクルーター」とはなにかと言うと、一言でいうなら待ちではなく、攻めるやり方で自社の採用のために動く社員を表します。
待ちではなく、こちらから攻めていくような採用の仕方は、ひと昔前にはそれほど一般的ではありませんでした。求人数より求職者の方が多い、いわゆる「買い手市場」だったため、それぞれの企業にもよりますが、黙っていても求職者はそこそこ訪れてきて、企業はその中からほしい人材を選べばよかったからです。
しかし、ここ数年の採用の動向を見ると、「売り手市場」、求職者より企業の受け皿のほうが多い状況が続いているようです。つまり、企業側もぼんやり求職者が応募してきてくれるのを待っている、というわけにはいかない状況になっています。
そこで活躍し始めたのがリクルーターです。
リクルーターには三つの役割が求められています。そのうちの一つが、
「より優秀な入社志望者を多く獲得するため自社を売り込む営業的役割」になります。
黙っていても入社志望者が昔ほど集まらない以上、企業側から自社を知ってもらえるようアピールするしかありません。そのため、リクルーターは自身の出身大学の教授や、所属していたゼミ、あるいは就活生が集まるSNSサイトへアクセスするなどして、就活生にアピールを行います。
そのように学校を通じて就活生へアプローチを行うことが多いため、リクルーターは入社数十年のベテラン社員ではなく、入社して数年程度の若手社員が務めることが多いようです。

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2.就活生のよき相談役となり会社をアピールする広告的役割

就活のイベントの一つに「OB,OG訪問」がありますよね。
リクルーターは就活生のOBOGとして、相談役となることも役割の一つとして担っています。若手社員がこの役割を担う理由は、就活生と年齢も近く、より近い距離で就活生の声に耳を傾けることができるからなのです。
とはいえ、リクルーターの目的は、就活生の相談に乗ることで完結ではありません。
親身に就活の悩みや疑問に答えることにより、
「この企業にはこんなに一生懸命向き合ってくれる先輩がいてくれる」
と企業への好印象を就活生が抱くよう、企業のイメージアップに貢献する狙いもそこにはあります。
よく、企業ホームページに「若手社員の声」という形で社員が抱く自社イメージを掲載している企業がありますが、それだけでも伝わるものはあるとはいえ、実際にそこで働く社員と面と向かって接すること以上の広告はないでしょう。
採用活動における広告塔になることも、リクルーターの仕事の一つなのです。

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3.就活生を最初にジャッジする面接官の役割

就活が始まり、会社説明会にも参加し始め、プレエントリーを行うころリクルーターから
「懇親会があるので参加してみないか」とか、
「ランチを取りながら少し面談をしないか」
などという形でアプローチがあることがあります。でも実はこれは「リクルーター面談」へのお誘いなのです。
リクルーター面談とは、「ランチを取りながら」と言いつつも、実際は面接であることがほとんどです。
ですから、リクルーター側も面接のような鋭い質問を次々に投げかけてきます。
「他にどんな企業を受けているの?」とか、
「君が会社に対して一番求めているのはどういうところかな?}などです。
企業がリクルーター面談を取り入れる理由は、営業的、広告的役割から多くの就活生を集めた結果、集まった就活生の中から最終的に次の選考に進めるのにふさわしい人材を見つけるためなのです。
つまり、三つめのリクルーターの役割は、「面接官として就活生をジャッジする」こととなります。

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4.すでに選考は始まっていることを肝に銘じよう

リクルーターについて、それぞれの役割をふまえて言えるのは、母校の先輩という形でお話を伺える間柄だとしても、リクルーターは企業側の採用担当であることを忘れてはいけない、ということです。
そもそもリルーター面談で面接官が見ているのは、不意の質問に対して就活生が見せる素の顔だと言われています。それを知らず、本番の面接についてはばっちり準備をするのに、リクルーター面談はカジュアルな印象があるために、なんの対策もせず、丸腰と言ってもいい状態で臨む就活生も多いです。
しかし、きちんと面接だいう意識で臨めば、ついつい気を抜いてしまい、不意打ちの質問にしどろもどろになってうまく答えられなかったり、不用意になれなれしい発言をしてしまったりといった失敗も防げるはずです。

売り手市場とはいえ、リクルーターはすべての学生に声をかけるわけではありません。それなりの学歴だったり、実績があったり、運だったりで声はかかったりかからなかったりします。つまりリクルーターに声を掛けられるのは就活において一歩有利になったとも言えるでしょう。せっかく掴んだ可能性を、うっかりミスでつぶすことのないように、リクルーターの役割や目的をきちんと理解して、面談に臨んでいただければと思います。

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