1.そもそも企画ってどんな仕事?
上記で述べたように、何か商品を考え形にする企画の仕事は一見華やかに見えます。そのため、企画職を希望する学生さんは多いのだと思います。しかし、華やかな反面とても難しい問題も抱えています。
まず、企画職のみの思いで商品を作るのではなく、お客様の思いや営業の考えをしっかり汲み取り理解しなければならないという点です。これができないと、せっかく考えた企画も独りよがりの使えない企画になってしまいます。
「じゃあ、しっかり情報収集すればOKね♪」と安易に捉える学生さんもいるのですが、実はこれが意外と大変。生半可な知識だけでは到底つとまるものではありません。
お客様は日々どの様な問題を抱えているのか、営業はどの様に提案しているのか、またその提案がより良いものになり、お客様に喜んでいただくにはどうすればよいのかなど、単なる「アイデア」を出すのではなく、営業と一緒になってお客様をコンサルするような視点が必要になります。
そういった思考が身についていないまま中途半端に企画の仕事をしていても、中々成果があがらない状況に陥るかもしれません。
また「きちんと売れる商品を考えてほしい」という営業サイドの要望に対して、「売れないのは営業力不足、企画のせいじゃない」と責任転換し、結局口だけで実績を上げられない残念な社員になってしまう可能性も十分あります。
企画の仕事を志望するなら、責任を要求される仕事だと認識することを心にとめておいてくださいね。