1.実は意外と見ている身だしなみ
清潔感もあり、社会人として自然にマナーもできている。第一印象はかなり良し!よし、合格!!
になれば良いけれど、もちろんそれだけではなかなか採用にはなりません。
確かに第一印象が良ければ、一段上からスタートが切れることは多いですが、印象よくて中身スカスカだとやっぱり内定は難しいです。
では、次に面接官はなにを見ているのか。
それは「動機」です。
会社はあまたあります。
その中でなぜ、当社に入りたいのか、どんなバックボーンがあって、この会社に入りたいと思うようになったのか、その理由を面接官は細かく聞きたがります。
なぜそんなことを聞きたいのか、と言えば「長く続けてもらいたいから」です。
確かな理由に基づいての入社であれば、多少の挫折があっても「もうちょっとがんばろう!」と思えるものです。
しかし、薄弱な理由の元での労働ほど辛いものはなく、また続かないものもありません。
ですから、私の採用面接チェックシートにはこれを載せていました。
『この会社に興味を持ったきっかけとなった具体的なエピソードを自分の言葉で語れるか』
「犬が好きだからペットショップで働く」
「うどんが好きだから製麺会社で働きたい」
と言うことはみなおっしゃいます。
しかしなぜそれが好きなのでしょうか。
その具体的なエピソードを「自分の言葉で」語れない方だとなにかあったとき「なぜこの会社に入社したのだろう」と離職してしまう危険もあるため、面接官ならほぼ100%抑えたい項目ではないでしょうか。