1.入室時からコミュニケーションアピールは始まっていることを自覚する
「コミュニケーション能力とはなにか」と問われたとき、皆さんはどう答えますか?
「積極的に自分から話ができる」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
それも確かにコミュニケーション能力の一つですね。
しかし、コミュニケーション能力とは、本来、相手のことを考えて行動を柔軟に変化させられ、居心地の良い空間を作り出せる能力のことを言うため、積極性だけでは不十分です。
いくら積極的に話ができたとしても、身にまとう空気が重かったり、暗かったりすると、そもそも会話をしようとすら思ってもらえません。
つまり、身にまとう空気から「この子、感じ良いな」と思わせるような、人懐っこい空気が感じられなければ、相手には「コミュニケーション能力がある」と思われないということです。
「人は第一印象で決まる」とも言われる通り、面接官は入室時からこの「感じ良さそう」をチェックしています。
ですから、面接の会場に入る瞬間も気を抜かず、感じのよい笑顔と朗らかな声を出せるようにしましょう。
ただ、「明るくしよう」と思うあまり、不自然に声が大きすぎたり、高すぎたりすると、逆にマイナスポイントになりかねません。
普段から自然な振る舞いができるよう、入室についても練習しておくと良いかと思います。