アパレル企業へ勤める人たちは男性も女性もみんなとってもオシャレです。
だからこそ見る目が厳しくもあります。
例えば、ちょっとしたものでも良いものを身に着けていたり、上手く着こなしたりしているとすぐに気付いて褒めてくれますが、逆の場合だと何を言われるか分かりません。
そうやって日々、人の何倍もオシャレに気を遣い、訓練されるからこそ、見る目が肥やされていくのでしょう。
私の知人は、希望通りのアパレル企業に就職し、よりオシャレになるためにとても努力されていました。
しかしその企業が目指すセンスと合わなかったようで、毎日毎日先輩にダメ出しされ、結局退職してしまいました。
どの企業、どんな職種でもいざ就職してみると「こんなはずじゃなかった。」ということはあるかもしれません。
しかしセンスがモノを言うアパレル業界はある意味「合う・合わない」が顕著にあらわれる職業と言えるかもしれませんね。
私は以前、派遣会社に勤務していた経験があります。
勤務していて驚いたことは、アパレル業界で様々な企業や店舗で勤務がしたいことを理由に、派遣社員に登録している人の多さです。
しかし、「どうしてもこの企業で働きたい!」と強い希望を持って、派遣社員として夢にまで見た仕事が決まったものの、数日~数週間でギブアップという人は決して少なくありませんでした。
派遣社員なので当然営業活動やノルマはありませんが、内勤、店舗勤務問わず実際の現場で働くと予想以上に厳しかった、というのが本音のようです。
どのような仕事であっても厳しさはついてきます。
アパレルならではの厳しさは、仕事以前に、まずは自分の外見からその企業に合わせていくことが必要とされるのです。
もしアナタが「アパレル業界に興味があるけど、本当に自分に向いているのかわからない。」と迷っているのであれば、学生の間に派遣社員やアルバイトとしてトライしてみるのも良いのではないでしょうか。