1.忙しいを言い訳にしない
私が勤めていたIT企業において、文系理系の割合は、ほぼ半々と言ったところでした。
理系の中には東京大学出身の方までいてかなり驚いたのを覚えています。
東京大学なんていったら、官僚とか、研究員とか、そういうものになるものなんだろうと漠然と思っていたためです。
理系の方には、「推薦」という制度がある、ということを私はその東大卒の方から聞きました。
研究職や開発職に就く方が多いため、技術力の高い即戦力となる学生を入社させるべく、企業から大学や教授へ一定の人数を斡旋してもらえるよう設けた入社枠です。
ただ、東大の方いわく、「もらえるのは一部で全員じゃない」とのこと。
もらえなかった学生は普通に就活をするそうですが、理系の学部だと、研究が忙しく就活の時間を作るのも結構しんどい研究室もあり、なかなか思ったように活動ができない学生も多いとか。
ただ、その方はこんなことも言っていました。
「研究はもちろん大事で、就活の武器にもなるからおろそかにしちゃいけないけれど、もらえるかもらえないかわからない推薦をあてにしていると後々苦しむことになる。だから、できる限り就活も並行して行った方がいい。忙しいを言い訳にしても後に続かない」とのこと。
忙しいから後回しにするのではなく、時間を見つけて取り組むことが大切ということが、よくわかる言葉ではないかと思います。