1.アルバイトをするならインターン
私が以前勤めていた企業では常に4~5名の学生がインターンとして勤務していました。
その内の1人、営業部に採用された男子学生さんは社内の誰もが「ウチの会社に来て欲しい!」と思う人材で、社長自ら正社員としての雇用をオファー。
本人の希望もあり、就活をするまでもなく内定が決まりました。
なぜ彼は社長を始め、全社員からそこまで高い評価を得ることができたのでしょうか。
社員皆が口を揃えて褒めていたことは「礼儀正しさと行動力」でした。
言葉遣いや礼儀作法は面接では注目される大きなポイントですが、その場限り突然できるものではありませんし、また自分ではやっているつもりでも他人から見ると全くできていないものなんです。
そしてもう一つの「行動力」。
正直なところ、インターンに対して誰も高いスキルや能力は期待していません。
「指示したことを正確にさえやってくれれば良い。」と思っていますし、「一つでも学んで、成長の糧にして欲しい。」という気持ちで雇い入れているところがほとんどでしょう。
彼は指示されると例えどんなことでも笑顔で「はい!」と返事し、すぐに行動。その上、単に指示をこなすだけでなく、指示以上のことまで行い、これには彼の上司もビックリの連続でした。
正社員でも指示されたことを行うのみで、その後のことまで考え、自ら行動するような人はなかなかいません。
ここまでしなければ正社員へのチャンスはない、というのではなく、“言われたことだけやれば良いではない”その姿勢が行動に現れ、その行動が大きな評価を得ることになるのです。