就活コラム

企業側は就活生のどこを重視しているのか

2019/09/10

Column

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1.最初の一瞬、とにかく挨拶が肝心!

礼儀作法、言葉遣い、態度、企業側が重視するポイントはたくさん。どれも企業にとっては重要で、アナタが思いもしないような細かいところまで企業側は見ています。

特に日本という国は礼節を重んじる国なので、アナタが思っている以上に評価に大きく影響する、ということを覚えておいてください。

挨拶や態度は事前の練習と意識でなんとかできるでしょうが、言葉遣いはその場その時だけ取り繕えるものではなく、必ずと言って良いほどボロが出ます。必要以上に丁寧に話すことまでは求められませんが、社会人として恥ずかしくない、一般常識として当然の敬語、謙譲語は意識せずとも話せるように普段から訓練しておくことを強くおススメします。

自分では正しいと思って使っていた言葉が実は間違っている、ということも結構ありますからね。 今回のコラムでは大切なこと、気を付けて欲しいことをたくさんお伝えしましたが、全てができなければダメというわけではありません。

ちょっとした失敗もその後リカバーできるチャンスはいくらでもあります。意識は大切ですが、緊張し過ぎて顔面が硬直し、何も話せなかったなんてならないように!正しいマナーで、明るくハツラツと!そして誠実さ、一生懸命さがしっかりアピールできれば多少の失敗もOKですよ。

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2.家に帰るまで気を緩めないこと

企業が就活生を見るのは説明会や面接の場だけではありません。面接の場ではみんな笑顔いっぱい、礼儀正しくするでしょう。

しかし、面接会場への道中を含めて、前後はどうでしょうか? いくつかの実際にあった出来事をお話ししましょう。

とある朝、出勤の地下鉄の中はたくさんの黒スーツを着た就活生でいっぱい。その中にひと際騒がしい女子グループがいて、大きな声で下らない話をしていました。

その日は私が勤めていた会社の説明会、30名ほどの学生さんたちがやってきました。

その中にさっきのうるさい女の子たちがいてビックリ、そしてガッカリ。

その数年後、こんなこともありました。

面接前にお手洗いに行くとリクルートスーツを着た女の子たちがグダグダ喋りながら化粧直し、洗面台を占拠。この迷惑極まりない子たちも面接で会うことになりました。

当然その子たちは私が見ていたことは知りませんし、面接前に既に大きな悪印象を面接官に与えてしまったことに気付くことはなかったでしょう。

なかなかそういったことに気付く人はいないかもしれませんが、このようなことは実際にあるんです。

企業説明会会場、公共交通機関の中、面接会場の近隣、どこでその企業の人たちが見ているか分からないという意識を持ち、誰に見られても恥ずかしくない行動を常に心がけること。

普段から、いつ、どこにいてもマナー違反や非常識な行動、言動は慎むことを私はアドバイスしたいと思います。

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3.普段から恥ずかしくない行動を心掛けること

挨拶をクリアしたら、後は焦らず丁寧に、正直に問いに答えること。

自分がその企業に入って何がしたいのか、自分の強みをどのように活かしていくのか、を笑顔でしっかりアピールすること。時々、話にまとまりがなく、何が言いたいのか分からない人がいますが、これはかなり大きなマイナスになりますので、普段から完結に話す練習をしておいた方が良いでしょう。

あと、アピールも大切ですがやり過ぎると逆効果。たった一つでもOK!“これだけは人に負けない”ものをしっかり伝え、積極的に取り組む姿勢を見せることが大切です。アピールと控えめ、バランス良く嫌味にならない伝え方の工夫をしましょう。

加えて二つほど面接官経験者の私から大切なことをお伝えしておきたいと思います。面接官は通常2名以上いることが多いですが、質問者だけでなく、面接官一人ひとりとしっかりアイコンタクトをしながら話すことを必ず実践してください。

その人の目から誠実さや、熱意、一生懸命さは伝わりますし、逆に人間、正直に答えていない時は無意識で一瞬目をそらしてしまいます。私は目の動きをいつも観察していましたし、極端なケースですが、目の動きで不合格とした人もいます。次に、時々しばらくすると緊張が解けて、つい「地が出てしまう」人がいます。足を組んだり、椅子にもたれかかって姿勢が崩れたり、言葉遣いが乱れたり…こうなるとせっかくそこまで頑張って良い印象を築いたとしても全ては台無し。

面接官はあらゆる角度から「一挙手一投足」「言葉の端々」細かなところまでチェックしていることを頭に置いて、最後まで気を緩めることなく面接にのぞんでください。

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4.事前準備と明るい笑顔で乗り越えよう

アナタが評価される最も重要な場面はやはり面接です。

何よりも、とにかく大切なことはきちんと挨拶ができるか否かです。キャリアセンターの先生や先輩方、挨拶に関しては事前に様々な人たちからアドバイスを受けるでしょうが、いざ、その時になると新卒さんだけでなく、中途採用のそこそこ年齢が高い人でもきちんと挨拶できない人は意外に多いんです。

面接官が入ってきても座ったままの人。ぼそぼそと聞き取れないほどの小声の人。それだけでなく、ネクタイが曲がっていたり、服がシワだらけ。寝ぐせがついたままの頭だったり…見た瞬間「この人の採用は無いな。」レベルまで印象が大きく下がります。指先までピシッと伸ばしてまっすぐ立ち、最高の笑顔で一瞬アイコンタクト。

そして元気な声で「〇〇と申します。本日は面接の機会を下さりありがとうございます。よろしくお願い致します。」と丁寧にお辞儀。これができると◎。

最初の数秒がその後の面接の流れを変えると言えるほど、それぐらい挨拶は重要です。挨拶NG=ノーチャンス、ぐらいに思っておいた方が良いでしょう。面接前には必ずお手洗いに行って、身だしなみのチェックも忘れずに!

2019/09/03

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