1.売り手市場だからと言って、どの企業もウェルカムではない
私自身は、就職氷河期と言われた、100社以上エントリーは当たり前、の時代に就職活動を行った人間ですので、今の売り手市場はうらやましいと感じる部分もあります。
ですが、採用に関わった経験から、いろいろな方とお話をするうち、売り手市場の学生の就職も、あのころとは別の意味で苦労が絶えないものだなと感じた瞬間がありました。
それはある既卒就活中の方のこんな言葉を聞いたときでした。
「新卒時に内定はいくつかいただきましたが、自分をもっと活かせる企業に出会いたくて就活を続けています。御社こそ私が求める会社だと思い、今回応募しました」。
有り難い話ですが、御社こそは、に彼の苦悶が表れているようで、なぜか痛ましく思ったのを覚えています。
内定が思ったよりも簡単に出てしまい「もっと良い会社があるのでは」「いやいやもっと」と就活を切り上げるタイミングが見えなくなってしまっているのではないか、とそんな風に勝手ながら感じてしまったためです。
内定は確かに出やすいかもしれません。しかし、売り手市場には内定が出やすいからこその迷いも生じます。あるいは安易に就職先を選んでしまい、早期離職を選択せざるを得ない苦しい状況を生み出す可能性もはらんでいます。
楽、で片づけることなく、自分自身のビジョンをきっちり持って臨むことが、売り手市場で就職を成功させるコツなのではないでしょうか。
内定が出やすいかもしれませんが、それが最良の選択かどうかの判断は難しいですね。プラットインでは、選考段階で判断基準を提示しての判断してもらいます。詳しくは採用ページをご覧ください!