就活コラム

就活の交通費はいくらかかる?節約のコツとは

2019/08/06

Column

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1.実例からのヒントを得よう

これまでお伝えしたことを総括すると、

  • 就活先をじっくり検討し、絞り込みすることにより就活にかかる交通費は大きく変わる
  • 例え内定がもらえなくても、費やした費用を無駄と思わない企業を選ぶ

まずはこの二つが基本(ポイント?)となるのではないでしょうか。

 

内定がもらえても辞退したり、仕方なしに入社するような企業ならそもそも受けない。

そして、就活をする上で公共交通機関の利用は本当に必要なのかどうなのか、それしか手段がないのか、ちょっと立ち止まって考える。

こういったことを意識するだけでも結果的には大きな節約になると私は思います。

少額も積み重なれば大きな金額になります。自分で稼いだにしろ親に援助してもらったにしろ、いずれにしても例え100円でも一生懸命に働いた“大切なお金”にかわりないですからね。

就活はアナタの一生を左右する大切なものですので、ムリなことをする必要はありませんし、行動優先で良いと思います。ちょっとした節約のために、後悔するようなことはしないでください。

ただ、ちょっと立ち止まって考えることでたくさんのムダに気付くことができ、その気付きにより、節約ができる。ということを頭の片隅に置いて行動することが、アナタの社会人生活においても活きてくると私は思います。

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2.自分の能力や適性を正しく把握すること

そして就活費用に関してお伝えしたいことがもう1つあります。

それは、社会に出るんですから「就活は出来る限りは自分の力でやろう。」という思いを持って欲しいことです。

学費や生活費、多くの学生さんは親になんらかの援助をしてもらっていると思いますが、「就活で金欠。」なんて言って、助けを求めている人もたくさんいるでしょう。

お金に余裕がないけど、どうしても行かなければならない目的地がある場合、本当は乗り物に乗りたい距離であっても頑張って歩くことをチョイスしませんか?

親、もしくは他者をあてにするから安易に乗り物に乗ったり、心底入りたい企業でなくても受けたりすることもあるでしょう。でも、もし誰からも助けてもらえず、自力でなんとかしなければならないとなれば、目的地にたどり着けるよう精一杯に知恵を絞り、またできる限り乗り物に乗らないよう自分の足を使う努力をするのではないでしょうか。

例え、今は金銭的な問題がなくても、これから一人の社会人として生きて行くために節約するクセ付けをしておくことはとっても大切なことです。

  • 「本当にこの企業を受ける必要が自分にあるのか」
  • 「少しでも安い費用でたどり着ける方法はないのか」
  • 「この区間は乗り物に乗らなくても良いのではないか」

そういったことを事前に調査をし、考え、自力で頑張れるところはがんばる。それは節約だけでなく、アナタが将来賢く生きていける訓練にもなるでしょう。

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3.「考える」クセ付けをすること

今まさに就活まっ最中の知り合いがいます。彼は地元を離れて地方の大学へ進学したものの就職はやはり地元で、という思いがあり就活のために頻繁に新幹線を利用して帰省しています。

彼は既に内定を得ているものの、なんだか納得できず未だに就活を続けているのですが、おそらく同じような学生さんは他にもたくさんいるのではないでしょうか。

大切な就活なので自分が納得するまでやるべきだと思います。

しかし、彼の本音を聞くと「やりたい仕事は決まっているが、まだ内定がもらえていないし、その職種は給料が安いから迷っている。どうしても将来の安定性や待遇に目が行ってしまい、興味がない仕事であってもつい高待遇の企業も受けてしまっている。」とのこと。

その気持ちはとっても良くわかりますし、誰でも少しでも良い待遇の企業へ就職したいでしょう。ただ、上を見ればキリがないですし、手当たり次第にいくつもの企業回りをしていると当然、交通費もかさんでしまいます。

 

そこで、節約のための提案そのイチ。

就活を始める前にどういう仕事に就いて、最低どれぐらいの収入が必要なのか。じっくり検討する。候補の企業と待遇をきちんとリサーチしておきましょう。

「内定はもらえたけど気が進まない。」というような企業は最初から受けないこと。交通費や時間の無駄ですし、仕方なしに入社しても結局は長く続かないでしょうからね。

「内定がもらえたらOK」と自分が納得できる企業を予めリストアップしておくことは時間も費用も、全てにおいて“無駄のない就活”につながると私は思います。

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4.必要性、重要性を考えることが節約になる

もう一つの実例をご紹介しましょう。

私の身内に同じく今就活をしている学生がいるのですが、まだ一つも内定がもらえていないそうです。彼の父親曰く、「高望みし、自分の実力に伴っていない企業ばかりを受けることが原因」とのことですが、彼はどうしても東京の大企業で働きたいという夢があるようで、かなりの頻度で東京へ就活に行っており、交通費も莫大な額になっているそうです。

特に若いうちは夢に向かってチャレンジするべきだと思いますし、私は子供の頃から「やらずに後悔するより、やって後悔するようがマシ。」と他人から見て無謀と思えるような行動もしてきました。

高望みと分かっていても、“どうしても”その企業に入りたいというところであればチャレンジすべきだと私は思います。

ただ、やはり理想と現実は違います。私の身内のようにただの憧れだけで都会での就職を目指したり、自分の能力やスキルに見合っていない企業ばかりを狙っていてもなかなか内定をもらうことができず、結局就職先が決まらないまま卒業を迎える…なんてことにもなってしまいます。

内定への近道、そして就活費用の節約のためにも自分の能力を正しく理解し、自分に見合った高さ企業をターゲットに定めることが必要でしょう。

2019/07/30

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