1.コミュニケーション能力とは
結論からいうと、コミュニケーション能力の低い就活生はやはり苦戦を強いられるでしょう。しかし、そのコミュニケーション能力とは、単におしゃべりで場をしらけさせない、というようなものとは少し違うようです。実生活でコミュニケーション能力が低いと自分で感じている就活生でも、工夫次第では面接で十分にその能力があるとされることもあります。
実のところ、就活生のほとんどはコミュニケーション能力に長けていないと言ってもいいでしょう。コミュニケーション能力とは、相手の話をしっかり受け止め、その話を反映して考えてからこたえることができ、かつ会話を有意義に続けることができる能力と言えるでしょう。しかし、就活生のほとんどは、相手の話よりも自分の話を一方的にし、自分が得意になることばかりを優先しているのではないでしょうか。特に面接など、特別な場となると緊張のあまり早口に自分の意見をまくしたて、いかに自分が優れているかだけを述べるにとどまる、といったことが多いようです。それではコミュニケーションとはいえません。