1.論理的な思考を磨く
次に、エンジニアに必要なのはコミュニケーション能力です。
意外に思われるかもしれませんが、エンジニアという仕事はひとりで完結することはまれです。
たいていひとつのプロジェクトに対して、プロジェクトメンバーが組まれ、そこで連携しながら仕事を進めることになります。
全体でのすり合わせをまず行い、自分に割り当てられたプロジェクトの一部がどのように進んでいるのか連絡し、なにか不具合が生じた場合はどのようにそれがうまくいっていないのか、きちんと第三者がわかるように説明しなければなりません。
ですから、コミュニケーションは苦手だといってられないのです。
また、顧客と話すこともかなり多い仕事です。
顧客はエンジニアの中で普通に使われている言葉の意味すら知らない場合が多いですし、自分のしている仕事の内容を全くの素人の顧客に説明しなければならないこともあります。
そんな場面でも悠然と構え、顧客にわかるような言葉で説明できることはかなり重要と言えるでしょう。なにしろ、顧客の必要に応じてエンジニアの仕事が発生するのですから、コミュニケーション能力こそエンジニアとして生きていく上でかなり重要な要素なのです。
どのように磨いくかですが、これは現場を通じて慣れていくことが最も得策といえます。最初は先輩やマネージャーと共に顧客と会うことになるでしょから、先輩やマネージャーのやり方を見て覚えることです。
困った時に相談できる先輩がいることは、エンジニアとしてキャリアを積んでいく上で必要不可欠です。
コミュニケーション能力を磨くというと、難しいように感じるかもしれませんが、ビジネスマナーに則って誠意を持って接することで信頼を得ることができるようになるでしょう。