1.求人がネット情報しかないと誤解しない
日本の就活において、学生さんを問わず応募者全般にストレスを感じさせる事情としては生活拠点とのかい離が挙げられます。大都市における総合的な一極集中を進めてきた日本では、地方都市を生活の拠点とする者にとっての就活はどうしても不利になりがちです。また、多くの求職者はそれぞれ家庭問題も抱えていますし、故郷から離れて就職するリスクは将来的にも大きくなるでしょう。
長期的に見れば、求職者にとって抱えているライフスタイルを維持しながらの就業は最もストレスが得られにくく、企業セレクトを進める際にはこのことを強く念頭に置いてください。このように述べると大都市に住んでいる学生さんが就活もしやすいだけという話に戻ってしまいますが、日本ではそれほど受験前からの大学選びは立地も含めて重要となります。
本来将来的に何がしたいかを考えて大学選びを進めるべきなのですが、それがいつからか重視されなくなっている現在だからこそ、就活におけるストレス発生という矛盾が生まれてしまっているのです。この点は、学生さんだけでなくあらゆる年代の日本人がもう一度見つめなおしてみるべきではないでしょうか?