1.就職四季報にはこんな情報が載っている!
企業分析も大切ですが、この企業はどんな人材を求めているのか、また面接ではどんなことを聞かれるのか、気になりますよね。 就職四季報にはその情報も載っています。
各企業ページの「エントリー情報と採用プロセス」にです。
ここにはエントリー開始時期、内定までのプロセス(例:WEBテスト→ES→グループディスカッション→人事面接→最終面接)が記されているほか、選考において重要視する課目が記載されています。
一番多いのは「面接」という記載ですが、技術職の場合課題提出が課されていて「作品」が重視課目になっている企業もあります。
技術職は即戦力で配属されることも多いですから当然かもしれませんね。
そのほか「選考ポイント」および「求める人材」の項目にて、どの部分を一番重視するか、どんな人をほしいと思っているかの記述もあります。
一般的な文言だと、
- 「コミュニケーション能力がある人」
- 「チャレンジ精神がある人」
- 「学生時代に熱中したこと」
- 「自動車がとにかく好きな人」
- 「世界で勝ち抜く行動力のある人材」
と言った記述も見られることから、この部分には企業の個性が色濃く表れているように思います。
ですので、その企業を知りたいと思ったら、「選考ポイント」「求める人材」をよくよく見て、面接に臨むと良いかと思います。
また、エントリーシートやグループディスカッション、論作文での過去のテーマがまとめられたページもあります。
こちらは過去のものなので、今年も同じとは限りませんが、そもそも企業が就活生に求める部分を測れるようなテーマに毎年なることを考えると、今年も似たテーマになると予想されます。
ですのでES、GD、論作文の練習に過去問として利用するのも就活対策として効果的活用法でしょう。
なお、ES、筆記試験の通貨率の記載も就職四季報には情報があり、総合倍率についても調べられています。
2020年総合版を確認すると、この部分について公表していない企業も多いので、あまりこれに左右されるのもどうかとは思いますが、注意したいのはエントリーシートの通過率が高い、あるいは「選考なし」の記載がある企業についてです。
これらの企業は基本的に入口が広いので一見応募しやすそうに見えますが、この記載は筆記試験や面接をなにより重視しているということの表れです。
人数が集まりやすいからこそ、競争は激化する可能性もありますので覚悟して臨むべきでしょう。