まずは、主にどのような職種があるのか、そして、職種ごとにどのようなスキルや経験が必要とされているのかについてお話しします。
ゲーム業界の新卒採用で主に募集されている職種は、プログラマー、プランナー、デザイナーの3つの職種です。以下、それぞれの職種ごとに説明させていただきます。
【プログラマー】
プログラマーは、具体的な担当は様々ですが、文字通りプログラミング作業が主な仕事となります。企業は事前にプログラミング能力を知りたいため、1つ以上提出できる作品を作っておくと良いでしょう。
プログラマーについて、以下に簡単にまとめます。
◆プログラマーの仕事
・主な業務はゲームのプログラミング
◆インターン選考や本選考で必要とされるもの
・今まで作った作品の提出を求められることが多い
◆準備
・自分が得意な言語やツールで何か1つでも作品を作る
◆アピールポイント
・どのような努力、創意工夫をして作品を作ったかを重点的に説明する
プログラミング未経験者やプログラミング経験者だけどまともな作品を作ったことがない方でもプログラマーとして応募し、実際に入社して活躍されている方もいる企業もあります。少しでも興味がある方は、説明会などに参加して話を聞いてみることがオススメです。
中小企業では特に、UnityでのC#を用いた開発をインターンや実際の業務で行っているため、触っておいて損はありません。
【プランナー】
プランナーは、簡単に言うと「何でも屋」です。そして、他の職種に比べて特に独創性などが必要とされます。
◆プランナーの仕事
・ゲームの立ち上げ・企画
・ゲーム制作に携わる人々の進行管理
・プログラミング
・ユーザーに関するデータを分析
・ゲームの改善方法の検討
など
◆インターン選考や本選考で必要とされるもの
・チームでの制作・開発経験
・企画書(企業による)
◆準備
・2人以上で何か1つでも制作・開発する
・面白い点や改善点について考えながらゲームをする
どれだけオリジナリティを出せるかがプランナーを目指す人の勝負所です。また、プログラミング経験は必須ではないですが、経験があって損はないです。
【デザイナー】
デザイナーは、それぞれの得意なスキルを磨く、もしくは、様々なツールを触っておいて応用力をアピールするのが良いでしょう。
◆デザイナーの仕事
・キャラクターデザイン(2D・3Dなど)
・背景デザイン
・モーションデザイン
など
◆インターン選考や本選考で必要とされるもの
・ポートフォリオ
・PhotoshopやIllustratorのスキル
デザイナーの場合は、インターン選考などの際、「未経験の方でも大丈夫です」という記載があってもポートフォリオの提出が必須である場合がほとんどです。そして、PhotoshopやIllustratorのスキルが必要な場合が多く、使用できるツールが多いほど有利になります。