1.離職率が増える要因1 仕事内容
退職していく新卒社員の方を見送っていて思ったことが一つあります。
退職理由はさまざまかもしれませんが、皆少し「孤独」に見えたというところです。
- 「こうしたいのに、できない」
- 「誰に言えばいいかわからない」
- 「誰もわかってくれない」
新人であるためか、信用して心の内を吐き出せる相手がいない状況ができてしまうことが、実は一番、新卒の方の離職率を上げている要因だと私は感じています。
直接仕事を教える立場ではない人事担当にできることは、やはり「彼らに寄り添って味方でいてあげること」ではないでしょうか。
ついこの間まで学生だった彼らの思いの中には「うーん、それは甘えかな」と感じる部分も確かにありますが、それも社会人というものがどういうものか、まだわからない状況だからかもしれません。
だったら、彼らの目線に立って、教えてあげれば良いことですし、もしかしたらこちらの方が古い価値観にとらわれていただけだった、と新たな発見をするかもしれません。
新卒社員を「新人さん」ではなく「新たな仲間」として肩を並べることこそ、離職率を食い止める有効な方策なのではないでしょうか。