就活コラム

「内定もらったのに迷う」決断するためのポイント

2021/08/03

Column

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1.なぜ迷うのかを明確にする

まず、最初に考えたいのは、「なぜ内定をもらったのに迷うのか」です。

これは理由が複数存在します。

人によって千差万別ではありますが、大まかに分けて以下の4つが考えられます。

 

①本当にこの会社でやっていけるのか不安がある

行きたい企業から内定をもらって迷う場合に多いです。名の知れた大手企業に就職が決まったときなど、プレッシャーを感じて迷いが生じている。

 

②実は第一志望の会社ではなく、他に行きたい企業があった

第一志望の会社には落ちてしまったり、自身で諦めてしまったりの理由から第一志望ではない会社の試験を受け内定をもらったものの、やはりどこかで諦めがつかなくて踏ん切りがつかないケース。

 

③社会人に本当はなりたくない

学校を卒業したら就職しなければ、と思い就活をしていたものの、社会人になる覚悟ができていない。

 

④親や周囲から反対されている

名の通った会社でなかったりの理由から親や周囲に「その会社で大丈夫なの?」などと言われ、自分自身揺らいでしまった。

 

物事には原因があって結果があります。

なんとなく不安、ももちろんないとは言えませんが、根底にはひっかかっている悩みがあるものです。

自分自身、一体なにに引っかかっているのか、まずはそれを明確にし、その原因別に対応を考えるのが決断に至るための最初のポイントではないでしょうか。

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2.自分の希望と企業の差を見極める

前項で迷う理由②「第一志望の会社でなかった」と④「親や周囲に反対されている」の場合の解決方法ですが、ずばり、他に選びたい企業、勧められている企業などあれば、徹底的に現在内定をいただいている会社と比較をしてみることです。

  • 仕事内容
  • 福利厚生
  • 給与、賞与
  • 働きやすさ、会社の雰囲気
  • 将来的に自分はその会社でどうなりたいのか

などなど、自分が会社に求める条件で比べてみます。

「そんなの第一志望の企業が優位な結果になるに決まってるじゃん」と思われるかもしれませんが、こうして冷静に分析することで内定をくれた会社について「この会社、もしかしたら自分の希望に近いところもあるかも?」と改めて気づけることもあります。

この作業はいわば、自分の希望と内定をもらった企業との間にどれくらいの格差があるのか、査定するための作業なのです。

比較結果がかけ離れていて、「この会社やっぱり合わない……」ともし思うのならば、内定を辞退することを考えても構わないと思います。

自分の中で納得ができていない企業で働くことほど、苦しいこともありませんからね。

ただ、なんとなく抱いた憧れや、他者からのアドバイスなどで迷うのなら、まずは自分自身を認めてくれた会社とは自分の求める姿に近いのかどうかを絶対検討してみるべきだと思います。

「逃がした魚は大きかった!」という自体になることだけは絶対避けたいですからね。

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3.なぜ自分が採用されたのか考える

迷う理由①「この会社でやっていけるのか」と③「社会人になりたくない」の場合にお勧めしたいのは、「自分がこの企業に求められた理由はなにか」を考えることです。

ここ数年、売り手市場とは言われていますが、どんな人材だって内定をもらえるわけでは当然ありません。

その企業のカラーに合っているか、他の就活生と違うきらりと光るものがあった、というように採用した側にもちゃんと理由があります。

不安や疑問が生まれるのは当然ですが、あなたの中の可能性を企業が感じているのは事実なのです。

「期待されても困る」と思われるかもしれませんが、まずは自分が期待されるに足る人間である、と思ってみてください。

そして就活のとき、何度も面接官の前で話したであろう、自身の売りを見直してみてください。

あなた以外にもたくさんの候補がいた中であなたを企業は選びました。その意味を疑わないでください。

まだ社会人になりたくない、という思いを抱いている方についても同じことが言えます。社会に出るのは簡単ではありません。

けれど、企業側は社会人としてのあなたに期待をしています。期待しているから内定を出したのです。

学生のころは期待に応えてもそれはただの自分の経験値が増えることにすぎませんでした。

しかし、社会に出れば違います。期待に応えればそれは成果となって企業を潤わし、あなた自身の生活を豊かにもなし得るのです。

不安はあるかもしれませんが、まずは内定をもらったことを自信に繋げてもらえたらと思います。

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4.迷う自分を責めない

「内定をもらってて悩むとか贅沢」
就職氷河期で就職が決まらなかったころこんなセリフをちょくちょく聞きました。

けれど、どんな時代だって内定をもらったら喜ばなきゃいけないのか?と私は思います。

だって内定とは将来の道を決める大事なポイントなのですからね。

 

私が新卒で内定をもらったころは、まさに就職氷河期でしたが、運よく学校から推薦をもらえ、誰もが知っている半導体メーカーから内定をいただけました。

行きたかったのではなく、この就職が難しい時代に内定をもらえるようならもらっておいた方がいい、という軽い気持ちから私は内定を受けました。

結果、私は会社と合わず、3か月で退職をしました。

退職してみて思ったのは「どうしてあんな軽い気持ちで内定を受けたのだろう」ということです。

あのとき、もっと真剣に思い悩み、他の可能性も探っていたら、結果はきっと変わっていたでしょうから。

ですから、時代が変わって状況は私のころとはずいぶん違っても内定をもらって悩む気持ちはわかります。

失敗しているから余計にそう思うのですが、悩むことは少しも悪いことではないと自信を持って言えます。

むしろさんざん迷って悩んで、ちょっとでも不安や疑問に思ったら、企業側に問い合わせたりして、自分の中の不安が少しでも軽くなったら内定を受ければ良いと思っています。

 

良い内定とは、一流企業からの内定ではありません。

あなたが行きたいと思えた会社からの内定です。

それをどうか忘れずに頑張ってくださいね。

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2021/07/27

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