就活コラム

就活格差広がる!インターンに参加できない学生と参加者集めに悩む企業

2021/06/01

Column

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1.売り手市場だから大企業の内定は取りやすいのか

就活でお勧めしたいのは、企業が募集するインターンに参加することです。

インターンとは、表向きは就活がはじまる前に、あらかじめ学生に実務についての知識を深めるために企業が行なうものとされています。

しかし、実情は企業が優秀な学生を早くから囲い込むためのものだと考えていいでしょう。

 

実のところ、名門と言われているような大学の学生にリクルーターなどが早くから接触し、インターンに参加させる場合が非常に多いのです。

インターンの募集人員は採用の募集人員よりも少ないことも多くあります。

ですから、大企業のインターンはかなりの狭き門と考えておいたほうがいいかもしれませんね。

 

インターンの募集ですが、マイナビやリクナビなど就活のサイトや、企業の新卒採用のページに掲載されます。

いつでも募集できるように、こまめにチェックしておきましょう。

 

インターン生の選考は、書類選考が一番多いようです。

しかし、人気の集中する大企業のインターンでは、一次二次選考があり、さらに面接やグループディスカッションがある場合もあります。

事前に調べて準備を怠らないようにしましょう。

 

インターン参加の大きなメリットは、企業の社風や理念などを実際の仕事を通じて知れることです。

いくらサイトで評判を調べてみても、実際に仕事を通じ自分で知ることの方がずっと理解が深まりますよね。

また、ミスマッチもあらかじめ防ぐことができます。

このことは両者にとって、非常に大きなメリットと言えるでしょう。

 

最近では、メリットが大きいために、インターンシップを積極的に行う企業が増えています。

また、インターンに参加することで、選考の一次選考をスキップできるなどの利点もあるようです。

インターンを受けることで企業への理解が深まり、本選考の面接でスムーズに受け答えができることもあるでしょう。

ですからチャンスがあれば、インターンには参加してみてくださいね。

 

インターンは長いもので1ヶ月以上のものもあり、短いもので1日といったものもあります。

日本の企業は一週間程度のところが多いようです。

1日しか行われない場合は、企業の説明会のようなものと考えていいでしょう。

どのようなインターンシップを行うのかは事前に調べておいておくことをおすすめします。

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2.インターンに参加することのメリット

インターンシップに参加することで多くのメリットがあることはわかっていただけたと思います。

では、インターンの選考に落ちたら、本選考は無理!とお思いでしょうか。

そんなことはないのです。

 

インターンシップは学生に仕事の実際を学ばせる場という意義があり、本選考とは切り離されているものという前提があります。

ですから、インターンシップで選考からもれてもがっかりせず、企業研究をしっかりして本選考に臨めばいいのです。

 

とはいうものの、インターンにいくつも応募しても、参加できないのは少し考えものです。

そのような学生には共通点があるようなので、ご紹介します。

まず、

  • インターンに参加する目的がはっきりしないこと
  • 意欲が見られない

などの点があります。

どうせインターンなのだから、本選考のように必死になる必要はない、と考えてはいけません。

 

もちろん、前述したようにインターンは表向きには本選考には関係しないものとされています。

ですから、インターンの選考にもれたからといって、それほど落胆することはありません。

しかし、インターンに参加することで得ることも多く、就活を成功させたいのであれば、頑張って参加することをお勧めします。

 

インターンシップの選考の多くは書類審査です。

その書類で、

  • 誤字脱字
  • 丁寧な文章結論からはじめるわかりやすい文章

これらに気をくばっているかチェックしてください。

インターンの応募には本選考と同じ意気込みで、なにをインターンで得たいのか、自分はなにができるのか、はっきりと企業に伝えるようにしましょう。

 

面接やグループディスカッションがインターンシップの選考にある企業もありますが、そこで気をつけたいことは、本選考とほぼ変わりません。

そこで迷うことなく発言するには、自分のキャリアビジョンを明確にしておくことが大切です。

事前に自己分析などをしっかりして、あなたのコミュニケーション能力や、意気込みを最大にアピールしましょう。

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3.インターンに参加できない理由

しかし、一方でインターンシップを募集しても、学生が集まらない企業もあります。

そのような企業はあまり学生に人気のない中小企業であることが多いようです。

最近では、企業説明会を開催しても、学生のドタキャンが多く、中止になることもあるといいます。

 

景気も良く売り手市場なのだから、大企業だけ受ければいい、というような態度は危険であると前述しましたが、ここでしっかり現実を見極めましょう。

日本の大企業と言われるのは全体の0.3%程度です。

ですから、99.7%の企業が中小企業なのです。

日本を支えているのは、中小企業であることは理解していただけるでしょう。

 

そのような中小企業は、大企業と違って分業があまり進んでいないことも多く、企業の全体をひとつの仕事から把握できることが多いのです。

ですから、希望の業界の中小企業のインターンに参加することで、業界研究が最も効率よくできる場合があります。

 

例えば、業界をひとつに絞れない場合、いくつか違う業界のインターンシップを体験することで、自分に合った業界がわかるでしょう。

また、将来的に起業を考えているのであれば、仕事の全体が把握できる中小企業でのインターンを体験することは、非常に大きなメリットと言えます。

 

ひとりのインターン生に対して、多くの時間を割いてくれることもあるようです。

大企業ばかりに目を向けずに、中小企業のインターンシップにも是非参加してみましょう。

スケジュールさえ合えば、インターンにはいくつも参加していいのです。

 

各企業については、「業界地図シリーズ」「会社四季報」であらかじめ調べておきましょう。

その上でインターンに参加すれば、企業への理解はさらに進みます。

実際に働いてその企業の良さを理解し、将来的に働いてみたいと思ったのであれば、インターンシップは企業にとってもあなたにとっても成功です。

就活を成功させる為には、早く動くことが得策です。インターンシップへの参加は、まさにそのひとつと言えるでしょう。

 

みんなが動き出した頃に就活をはじめるのでは遅いのです。

インターンシップに参加することで、早い段階で業界研究もするでしょうし、しっかり将来への考えも固まってくるでしょう。

そのことでも、インターンシップに参加することは大変有意義です。

インターンシップなんてまだ早い、などと思わずに、臆せず参加しましょう。

インターシップは、就活生が企業の情報を入手可能な接点だと思います。どれだけ生の声を入手できるかで、ほかの就活生と差をつけるチャンスだと思いますので、積極的参加しましょう!プラットインでは、チャンスに敏感な方の参加をお待ちしております!

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4.中小企業のインターンこそオススメ

現在、売り手市場と言われている就活。

少子化で学生の数が減っており、景気も一時に比べ回復傾向なので、最近のデータでは有効求人倍率は1.6倍とされています。

ですので売り手市場と言っていいでしょう。

しかし、だからと言って、大企業や有名企業にしかエントリーしない、という態度は大変危険です。

 

大企業や有名企業というのは、日本企業の全体の約0.3%にしかすぎません。

売り手市場であっても、就活生の多くがその0.3%に集中する現状では、やはり難関と考えていいでしょう。

売り手市場なのだから、たくさん受けていればどこかの内定は取れると考えている人も、多いのではないでしょうか。

その考え方は間違ってはいないかもしれませんが、それを大企業だけに絞ることは避けた方が賢明です。

また、人気の業種だけに絞ることも避けた方がいいでしょう。

 

実のところ、大企業や有名企業は就活が本格化する前にインターンなどで、優秀な学生を抱えこんでいることが多いのです。

ですから、募集人員の何割かはすでに決まっていると考えてください。

人気の企業というのは、就活氷河期であっても売り手市場であっても、高嶺の花だということは覚えておいた方がいいでしょう。

 

では、就活をどうやって乗り切るのでしょうか。

早い段階で就活をはじめ、業界研究などをしっかりし、中小企業であっても隠れたヒット商品を持っているなど、これから伸びそうな企業のいくつかにエントリーすることをお勧めします。

 

業界もひとつに絞らず、いくつかに分けた方が無難です。

業界をひとつに絞ってしまうと、向き不向きの判断がつきづらくなります。

最初のうちは可能性を広げておき、手応えというようなものを感じはじめてからひとつの業種に絞ってもいいでしょう。

 

方針としては、

  • 第一志望の大企業
  • その企業と関連するような中小企業
  • 他業種で伸びそうな企業
  • 興味の持てる企業

これらを内定が取れるまで常に数社エントリーしておく、といった就活が効率がいいと言えます。

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