1.日本における一般的な考え方
そしてもう一つの実例をご紹介します。
大きな企業によくある「他社との合併」、最近は特に多いようです。
吸収する側であれば立場も強く、待遇も変わらないでしょう。
ほとんどの場合、吸収した側の企業の役員や管理職はそのままのポジションを維持しますが、一つの企業にそんなに大人数の役員や管理職は必要ありません。
そのため吸収された側の社員たちは、よほどの逸材でない限り大多数の社員が役職を解かれる、もしくは降格となってしまうのです。
実際に私の友人は合併により降格された上、地方へ異動となってしまいました。
もちろん、これらはイチ事例に過ぎませんが、「大手企業に就職すれば生涯安泰」なんて時代ではもうないのです。
もし、この事例のようなことが起こってもイチ社員にはどうすることもできません。
辛くても辛抱強くがんばるか、もしくは転職するかいずれかしかチョイスがないのです。